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肌が痒い!皮膚掻痒(そうよう)の原因・分類・対策【東洋医学タイプ分類】

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1.皮膚掻痒とは?

皮膚のかゆみを自覚して、掻きたくなりますが、原因となるような皮膚の変化が認められないものを言います。
ただし、掻き崩してしまったために二次的に皮疹を発生する場合はあります。
陰嚢、女性の陰部、肛門などの限局性のかゆみや発疹、水疱などの後に皮膚のかゆみを訴えるものは含まれません。

 

2.分類

東洋医学的には皮膚掻痒を以下の5つのタイプに分類して、治療や養生指導を行っていきます。
自分がどのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。

2-1.血熱タイプ






 

2-2.血虚タイプ










 

2-3.風湿タイプ


 

2-4.風盛タイプ



 

2-5.風寒タイプ




 

3.解説とワンポイントアドバイス

3-1.血熱タイプ

【解説】
イライラ、焦燥感があったり、香辛料や熱いものの食べ過ぎによってカラダの中の熱が旺盛になるために起こる皮膚のかゆみです。
特徴は夏にかゆみが悪化し、冬には軽快することです。青壮年の血気が盛んな層に多く見られます。

 

【ワンポイントアドバイス】
イライラや焦燥感を自覚している場合はカラダを動かすことで代償することができます。
自分に合ったスッキリできる運動を行ってみてください。
辛いもの、熱いものの食べ過ぎに心当たりがある場合は、それらを控えてみてください。

 

3-2.血虚タイプ

【解説】
東洋医学でいう「血(けつ)」はカラダを栄養すると同時に潤いを与える作用もあります。
その為、血が不足すると、カラダのうるおいがなくなり、乾燥によるかゆみが出るようになります。
特徴は、乾燥のため米ぬかのような落屑があったり、絶えず掻いてしまうために全身的に掻いた後やかさぶたが見られます。
老人に多いタイプです。

 

【ワンポイントアドバイス】
対症療法としては保湿することが大切です。
しかし、根本的には血を養っていかなければなりません。
お赤飯、おはぎ、レバー、豚バラなどは血を補う作用があります。
これらを積極的に摂るようにしてください。
さらに、目の使い過ぎやイライラは血を消耗させるので、気をつけるようにしてください。

 

3-3.風湿タイプ

【解説】
味の濃いもの、脂っこいもの、甘いもの、香辛料、熱いものの食べ過ぎによりカラダの中に余分な水分が溜まります。
そこへカゼをひくことによって起こる皮膚のかゆみです。
特徴は夏秋に悪化し、水疱、丘疹、浸出液、びらんなどを呈することです。
青壮年に多くみられます。

 

【ワンポイントアドバイス】
味の濃いもの、脂っこいもの、甘いもの、香辛料、熱いものの食べ過ぎに心当たりがある場合はそれらを控えるようにしてください。
ハトムギ茶はカラダの中の余分な水分を排出する作用があるため、おすすめです。
抵抗力が弱ると、カゼをひきやすくなりますので、普段から良い睡眠を摂るように心がけてください。

 

3-4.風盛タイプ

【解説】
皮膚のきめが粗く、緩んだ状態であるために、風邪(ふうじゃ)を感受しやすくなります。
そして、風邪(ふうじゃ)が長期間留まっていると、熱化し、皮膚のかゆみを生じます。
春に好発し、慢性の経過をたどります。
全身的にあちこちがかゆくなり、掻いた部分は厚く硬くなることが特徴的です。

 

【ワンポイントアドバイス】
皮膚を強くし、カゼをひきにくくするには睡眠の質を上げることが重要です。
大人であれば夜は23時までには必ず寝るようにしましょう。
さらに汗をかいたら、すぐに拭く、着替えるなど汗の処理をこまめに行うようにしてください。

 

3-5.風寒タイプ

【解説】
カラダを温める機能が低下し、冷えのカゼをひいたために起こる皮膚のかゆみです。
冬に多発し、顔、頭、手などの露出している部分にかゆみが出ます。
寒いと悪化し、暖かいと汗が出て軽快することが特徴的です。

 

【ワンポイントアドバイス】
衣服での保温やカラダを温める作用のある食べ物を食べたりすることは大切です。
また、カラダを冷やす夏野菜や生ものは控えるようにしましょう。

しかし、根本的にはカラダの中から温める力を高めることです。
その為には運動することです。
運動によって、筋肉がついたり、代謝が上がったりすることによって、カラダを自ら温める事が出来るようになります。

 

4.まとめ

皆さんはどのタイプだったでしょうか?
今回のチェックでは大まかに自分がどのタイプなのかお分かりいただけたのではないかと思います。
しかし、細かな正確な体質分類は専門家でなければできませんので、お近くの良い鍼灸院をお選びください。

また、各タイプ別のワンポイントアドバイスはタイプが正確に決定できてこそ効果があります。
このワンポイントアドバイスによって症状が悪化したなどの場合、当サイトでは一切責任を負いかねますので、ご了承ください。

 

参考文献:中医研究院 趙金鐸(1987)『症状による中医診断と治療 下巻』神戸中医学研究会編訳,燎原書店.

 

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