子供の治療

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子供の鍼(小児鍼)

「小児鍼」治療の流れ

小児はりの治療の流れです(ボリュームにご注意ください)。
※小学校低学年以下は、恐怖心を和らげるためオープンスペースで治療します。高学年以上、および希望者は大人と同じ個室ブースで治療します。お尋ねください。

 

私の夢は、日本中のこども達が、まるで学校に通うように、いえ、歯磨きをするように、小児はり(小児鍼)を習慣的に受けるようになる事です。
それほどに素晴らしい成果が小児はりにはあります。乳児・幼児期から自らわが子に小児はりを施し、よそのお子さんに施すことで、それを実感して来ました。

 

赤ちゃんの様々なトラブル、症状を未然に防ぎ、心身の健康な発達を促す事は、単に小児科にお世話にならないだけで無く、こどもの成長過程に不可欠な数限りない経験・学びを得る機会を奪いません。

 

私は、少なくとも、クラブや習い事、塾よりも小児はりに通うことが当たり前の世の中になって欲しいと心から願ってやみません。その方が、はるかにこども達の幸せ、ひいては親御さん方の笑顔や心の平穏、働く意欲につながると確信しています。

 

はじめに ~上医医国~

私は、こども達の異常は社会の異常の予兆と診ます。何故ならば、こどもは未来の社会を担う者たちだからです。
黄帝内経【素問】四気調神大論篇には、「聖人は発病後ではなく、発病前に治す」とあります。そして、「発病してから投薬するのは、のどが乾いてから井戸を掘るようなものだ」と続き、予防の大切さを説いています。

 

これは東洋医学の思想で「未病治(未だ病にならざるを治す)」と言います。
私は普段「未病治」は、「見えないものを視る」事に支えられると教え子たちに説いています。それは、言葉やカタチにならないサインを受け取れることです。多くの現象はカタチになる前に予兆があります。それを読みとる事こそ東洋医学の真髄であるのです。

 

全ての親、特に母親はわが子の言葉にならない、カタチにならないサインを受け取れる力を持っているものです。少なくとも自分のこどもに関しては、すべて の母親は皆、等しく聖人になり得るのです。つい、この間まで一つの生命であったのだから当然です。カラダは分かれても魂がつながっているのです。

 

社会の予兆であるこども達、そして、その守護者である母親たちに東洋医学の智恵を伝え、こどもの「未病治」を成すことは、社会の「未病治」につながるでしょう。
唐代の名医、孫思バク(そんしばく)は、その著書「千金方」において、『上医医国、中医医人、下医医病(上等な医者は国を治し、中等の医者は人を治し、下等な医者は病気しか治せない)』と説きました。

 

母親達はみな上医になる事が出来ます。乳児・幼児から小学生の小児科疾患・症状に小児鍼を施し、東洋医学の知恵を伝えることで、幾ばくかの手助けになれば幸いです。

 

小児鍼(小児はり)とは

「小児鍼(小児はり)」とは、国家資格を持つ、はり師きゅう師がおこなう小児治療です。(小児科疾患・症状全般に対応します)

 

  • 刺さない鍼で行う、元気で健康な体をつくるための全身治療です。
  • 生後1ヶ月~12歳(乳児・幼児から小学生)を対象とした、「子どものため」の鍼治療です。
  • 「小児はり」は通常、お子さんのカラダに「はり」を刺すことはありません。
  • 専用の道具を使い、優しく皮膚をこすったり、なでたりします。
  • 皮膚を刺激することで、自律神経を通じ、内臓や神経の健全な発達を促します。
  • 自然治癒力を高め、免疫力の強化をし、丈夫で健康な心身を作ります

 

小児鍼の歴史

主に大阪地方で発達した子どものためのはり治療で、古くから小児科疾患・症状全般(乳児・幼児から小学生くらいまで)に対応してきました。
はっきりとした起源は分かりませんが江戸時代から行われていたようです。

 

明治時代には小児はりの名家がいくつかあり、大正時代以降次第に普及するようになりました。
大正初期から昭和初期にかけて最も小児はりが盛んな時期でした。
現代も関西地方を中心にかなりの需要があります。

 

近年の小児を取り巻く環境は、昨今の物の豊かさや生活水準の上昇に比例し、ストレスがより大きくなり、複雑になっています。
このような小児に対して、副作用がなく、施術中は眠ってしまうほど心地よく、しかも著効がある「小児はり」が再び注目されています。

 

小児鍼の適応症

小児はりは、大きく分けて2つの効果が期待できます。

 

一つは、健康管理です。
特に困った症状が無くとも、定期的に治療を受けることで、安定した心身の発達が促されます。

 

二つ目は、今現在困っている症状に対しての治療効果です。

例えば、

  • 小児神経症
  • 疳の虫
  • 夜泣き
  • 夜驚症
  • 食欲不振
  • 偏食
  • 消化不良
  • 不眠

などに有効です。

 

そのほか、

  • 風邪をひきやすい
  • よく熱を出す
  • おねしょ(夜尿症)
  • アトピー性皮膚炎
  • アレルギー性湿疹
  • 小児喘息
  • 気管支炎
  • 鼻炎
  • いびき
  • 耳下腺炎
  • 歯ぎしり
  • 便秘
  • 下痢
  • 虚弱体質の改善

など小児疾患全般に対応しています。
適応症のページも合わせてご覧下さい。

 

セミナー活動

親子セミナーin天王寺

参加者の声

  • 体調チェック、参考になりました。
  • アットホームななかでのお話、先生の子どもへの接し方もよかったです。
  • 専門的なのに大変わかりやすいお話で、すぐに役立ちそうです。
  • よく熱を出すので、体調チェック気をつけたいと思います。
  • 初めて「小児はり」を知ったのですが、悪くなってから治すために薬を飲むより、予防や早い発見のためにも、もっとよく 子どもをみていこうと思いました。
  • 小児はり以外にも東洋医学の知識を深く知ることができて、勉強になりました。
  • 今まで知らない事をたくさん知ることが出来て、とても参考になりました。

(他多数のご感想有り難うございました)

 

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