an's diary 杏の日記, おすすめの記事
6.72023
救命救急講座を開催しました
救命救急講座開催
去る5月28日、杏総合治療所にて救命救急講座を行いました。
参加者は鍼灸教員、柔整師、鍼灸師の先生方。
「医療従事者として、いざという時いつでもできるように!」ということで、都島消防署から救命士の好岡さんに講師として来ていただきました。
救命救急の7割は「家の中」
まず驚いたのが「救命救急が行われるのは7割が家の中」だということ。つまり救命救急を行う可能性が最も高いのは「自分の家族」。家族の命の危機を救うのは自分がとっさの時に動けるかにかかっている…身が引きしまる思いがしました。
たった5分で脳には致命的
大阪では119番通報をしてから救急車が到着するまでが平均8分。しかし心肺停止から生存率は刻一刻と下がり、5分で脳は致命的なダメージを負ってしまうそうです。
好岡さんが20年間救命士をやっていて心肺停止で命が助かったのは「救急車が到着するまでにその場の人が心臓マッサージ(胸骨圧迫)やAEDをしていたケース」と言われていました。
救急車が来るまでの心臓マッサージとAEDが生死を分ける
救急車を呼んだからそれで終わりではなく「速く!強く!絶え間なく!」心臓マッサージ(胸骨圧迫)を救急車到着まで続ける事と一刻も早いAEDの使用に命が助かるかがかかっています。
そのためには日頃からどこにAEDが置いてあるのかを知っておきましょうとお話されていました。
心臓マッサージ(胸骨圧迫)で手を置く場所がわかるように手書きのTシャツ。バックには「速く!強く!絶え間なく!」の文字も
《小学生の双子のパパでもある救命士の好岡さん》
《強く!速く!絶え間なく!》
AEDと一緒にチェックカードを
とっさの時に何をしていいかパニックにならないように、AEDといっしょにチェックカードをぶらさげておく、というオリジナルのアイデアも普及されているそうです。
《このカードを周りにいる人に渡して「○○お願いします!」と協力を頼みます》
「死戦期呼吸」…異常な呼吸時は迷わず心臓マッサージ!
心臓が停止しているのにもかかわらず呼吸をしているように見える「死戦期呼吸」の動画も見せていただきました。呼吸をしているからと心臓マッサージ(胸骨圧迫)をしないと死亡してしまう危険な状態です。普段と違う呼吸の時も迷わず心臓マッサージを始めることが大事です。
心肺停止かどうかわからない…そんな時も迷わず心臓マッサージ!
また、意識がないけれど心肺停止状態なのかわからなくて迷った時は「心臓マッサージ(胸骨圧迫)をして大丈夫!」だそうです。
心臓マッサージ(胸骨圧迫)をしても問題なく、心臓が動いていれば手足を動かしたり反応したりするのでわかるとのこと。迷ったら「とりあえず心臓マッサージ!」をしましょう!
《AEDも実際に使わせてもらいました》
助からなかった命の方が多かったから…今自分にできることを
救命士の好岡さんは救命救急の現場でのお話をされるとき、涙ぐんでいらっしゃいました。「助からなかった命の方が多かったので…いつも泣いてしまうんです」とおっしゃった言葉の重み、そしてその経験からボランティアで救命救急講座を広く学校や職場などに普及するために尽力されていること、本当に頭が下がります。
実技や現場でのお話など濃い内容の講座をボランティアで来ていただいた好岡さん、お手伝いにきていただいた矢野さん、本当にありがとうございました。
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大阪府大阪市都島区にある総合治療院 杏総合治療所
谷町線都島駅から徒歩30秒。
JR環状線桜ノ宮駅より徒歩8分。
痛みの原因を根本から治療し、あなたの人生を豊かにします。
◆Webサイト:http://an-sogo.com/
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◆診療時間:平日9:00~12:30・16:00~19:30
※火・木・土曜日は9:00~12:30
◆定休日:日曜
◆住所:〒534-0021 大阪市都島区都島本通2-11-8アベニール1F
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