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産後の発熱の原因と分類と対策【東洋医学タイプ分類】

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1.産後発熱とは?

産後発熱とは、分娩後の発熱を指します。
産後の1~2日は軽度の発熱が見られますが、これは生理現象の為、治療の必要はありません。

 

2.分類

東洋医学的には産後発熱を以下の7つのタイプに分類して、治療や養生指導を行っていきます。
自分がどのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。

2-1.外感風邪タイプ






 

2-2.外感毒邪タイプ









 

2-3.気虚タイプ









 

2-4.血虚タイプ








 

2-5.傷食タイプ







 

2-6.血瘀タイプ




 

2-7.蒸乳タイプ




 

3.解説とワンポイントアドバイス

3-1.外感風邪タイプ

【解説】
いわゆるカゼのひいたために起こる発熱です。
カゼ特有の寒気や節々の痛みなどを伴うことが特徴的です。

 

【ワンポイントアドバイス】
カゼをひいた時と同じように対処しましょう。
水分を摂って、暖かくして、よく寝ることです。

 

3-2.外感毒邪タイプ

【解説】
東洋医学ではいわゆる感染症のことを「毒邪」と表現します。
会陰の裂傷や子宮への細菌等の侵入により、感染症を起こした場合の発熱です。

 

【ワンポイントアドバイス】
感染症に対する適切な処置を受けてください。
しかし、体力が弱っていると、再発する場合がありますので、熱が下がってからは体力を回復するように過ごしてください。
栄養のあるものをよく噛んで食べる、早く寝る、軽い運動を継続的に行ってください。

 

3-3.気虚タイプ

【解説】
もともと体力の少ない人や冷え体質の人が産後、早期に運動しすぎたために生じる発熱です。
微熱で、動くと熱が高くなることが特徴的です。

 

【ワンポイントアドバイス】
まずはしっかりと休むことです。
動いても熱が高くならなくなったら、軽い運動から始めて、体力をつけていくようにしていきましょう。
もし、2人目、3人目をお考えの方はこちらの記事をご参照ください。(→【産後】1ヶ月間のお母さんの過ごし方

 

3-4.血虚タイプ

【解説】
東洋医学でいう「血(けつ)」はカラダを栄養することと同時に、カラダを潤す作用も担っています。
ですから、血が足りなくなると、カラダに熱を持ちやすい状態になります。
もともと血が足りない体質の人が出産によってさらに血が少なくなったために発熱するのがこのタイプです。

 

【ワンポイントアドバイス】
血をこれ以上消耗しないためには、目の使い過ぎや激しい運動は避けましょう。
テレビやスマホ、パソコンは極力使わないようにしてください。
そして、血を補うためには、お赤飯やおはぎ、レバーや豚バラなどが良いです。
積極的に食事に取り入れてください。

 

3-5.傷食タイプ

【解説】
産後に飲食の不摂生をしたために生じる発熱です。
胃に食べ物が留まってしまうため、腐った臭いのするゲップ、お腹が張る、胸が気持ち悪いなどの症状を伴うことが特徴的です。

 

【ワンポイントアドバイス】
無理に食べると、症状が悪化します。
お腹がすいた時に消化の良いものを食べるようにしてください。
手足を動かすと、消化器系の働きを助けることになります。
手をよく振って、散歩などされるのが良いでしょう。

 

3-6.血瘀タイプ

【解説】
悪露の停滞によって、悪い血が体内に留まることが原因で起こる発熱です。
悪い血が体内に留まり、カラダに影響を及ぼした状態の事を東洋医学では「血瘀(けつお)」と言います。
特徴は悪露が少なく、下腹部の疼痛や圧痛がある事です。

 

【ワンポイントアドバイス】
下腹部に痛みがない場合には軽く運動するのが良いでしょう。
痛みのある場合は運動によって悪化する場合がありますので、控えるようにしてください。
ティースプーン1杯程度のベニバナ油が効果的な場合があります。

 

3-7.蒸乳タイプ

【解説】
おっぱいが出なくなることにより生じる発熱です。
この場合の原因を、東洋医学では「陽明気滞(ようめいきたい)」と言い、気が滞ることによっておっぱいが出なくなると考えます。
そのため、乳房が張る等の症状を伴います。

 

【ワンポイントアドバイス】
イライラすると、食べ過ぎてしまう人もいますが、胃腸に負担をかけると、症状が悪化する場合があります。
イライラしている時こそ、よく歩いてみてください。

 

4.まとめ

皆さんはどのタイプだったでしょうか?
今回のチェックでは大まかに自分がどのタイプなのかお分かりいただけたのではないかと思います。
しかし、細かな正確な体質分類は専門家でなければできませんので、お近くの良い鍼灸院をお選びください。

また、各タイプ別のワンポイントアドバイスはタイプが正確に決定できてこそ効果があります。
このワンポイントアドバイスによって症状が悪化したなどの場合、当サイトでは一切責任を負いかねますので、ご了承ください。

 

 

参考文献:中医研究院 趙金鐸(1987)『症状による中医診断と治療 下巻』神戸中医学研究会編訳,燎原書店.

 

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