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生理時の吐き気を原因から対策!【東洋医学タイプ分類】

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1.月経期の嘔吐とは

月経期ごとに嘔吐することをいいます。
月経期にたまたま嘔吐する程度のものはここでは省きます。

 

2.分類

東洋医学では3タイプに分かれます。
タイプによって治療方法や養生が変わります。
自分がどちらのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、
一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。

 

2-1. 肝胃不和タイプ











 

2-2. 痰飲伏胃タイプ









 

2-3.脾胃虚弱タイプ





 

3.解説とワンポイントアドバイス

3-1. 肝胃不和タイプ

《解説》
気分が悶々としたり、イライラしたりすると、胃腸などの消化器系の働きが弱まり、月経時に嘔吐します。
特徴は嘔吐、口が酸っぱい、ゲップがよく出る、月経前に乳房がはり、イライラして怒りっぽいことです。

 

《ワンポイントアドバイス》
考え方を変えることが大切ですが、それが難しければカラダを動かすなどして、気分を発散させましょう。

 

3-2.痰飲伏胃タイプ

《解説》
東洋医学では、カラダの水分代謝が悪く、停滞してしまった水分が蓄積することを「痰飲」(たんいん)と言います。
この痰飲が、消化器系の働きを邪魔することで、月経時の嘔吐を発生させます。
特徴は、水っぽい嘔吐、水を飲むとすぐに吐く、口が粘る、食欲がないなどで、肥満体質の人に多いです。

 

《ワンポイントアドバイス》
カラダの中に余分な水分をためこまないことがポイントです!
水分はガブガブ飲まず、喉が乾いたなと思う時に飲めば十分です。
脂っこいものや甘いもの、味の濃いものを摂りすぎないようにしましょう。
散歩など、軽く汗をかくくらいの運動をするのもおすすめです。

 

3-3.脾胃虚弱タイプ

《解説》
元々胃腸などの消化器系が弱い人は、月経時には更に症状が悪化します。
特徴は嘔吐と、泥状~水っぽい便が同時に見られることです。

 

《ワンポイントアドバイス》
日頃から胃腸に負担をかけないように気をつけましょう。
暴飲暴食は勿論のこと、ながら食べや、お腹が減っていないのに食事を摂るなどは避けてください。
寝る2~3時間前の飲食も控えましょう。
さらに東洋医学では、手足をよく動かすことによって消化器系のはたらきが強くなるといわれています。
手をよく振って、散歩することから始めてみましょう。

 

4.まとめ

皆さんはどのタイプだったでしょうか?
今回のチェックでは大まかに自分がどのタイプなのかお分かりいただけたのではないかと思います。
しかし、細かな正確な体質分類は専門家でなければできませんので、お近くの良い鍼灸院をお選びください。
また、各タイプ別のワンポイントアドバイスはタイプが正確に決定できてこそ効果があります。
このワンポイントアドバイスによって症状が悪化したなどの場合、当サイトでは一切責任を負いかねますので、ご了承ください。

 

 

参考文献:中医研究院 趙金鐸(1987)『症状による中医診断と治療 下巻』神戸中医学研究会編訳,燎原書店.

 

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