妊娠・出産・育児で知っておくべきこと
6.152017
【産後】1ヶ月間のお母さんの過ごし方
師曰く、「特に産後1ヶ月間の過ごし方には注意すること」。
この話は妊婦さんの治療をするたびに出てくるお話です。
産後のお母さんたちのカラダを診せて頂くと、出産はまさに「身を削って行われる」という事がよくわかります。
「ボロボロ」と言う表現がぴったりです。
これを修復するためには、「産後、最初の一ヶ月が特に重要である」と、師は言います。
産後の養生法(生活習慣改善法)
具体的には以下のような養生法になります。
①早く寝る
②目を使わない(新聞、テレビ、スマホ、パソコンなどの使用を控え)
③冷たい水を触らない
④お赤飯、おはぎ、豚バラなどをよく食べるようにする
大前提は「血(けつ)」の修復
順番に説明していく前に、大前提として知っておいていただきたいことは『血(けつ)』の話です。
「血」は西洋医学で言われる血液のはたらきも含まれますが、もっと大きな概念を含んでいます。
簡単に言うと、血には「カラダを栄養し、潤いを与える」というはたらきがあります。
たとえば、肌や髪のツヤ、顔色の良さ、内臓が正常に機能すること、筋肉の柔軟性などは全て血が充足している証拠です。
東洋医学では、赤ちゃんは血のかたまりであると考えます。
それが出産時に一気になくなってしまうため、お母さんのカラダの血が不足します。
すると、肌はガサガサ、爪がボロボロ、髪はパサパサになり、ひどければめまいや足のつりなどといった症状も出てきます。
他にも、母乳が少ない、視力の低下、物忘れなどもそうですね。
この血を補うために必要な養生法が先ほど挙げた4つです。
順に説明していきます。
①早く寝る
これは、どんな病気においても基本となることです。
諸説ありますが、23時から1時までの間はゴールデンタイムと言われます。
カラダを修復するための成長ホルモンが放出されるのはこの時間帯が最大とされています。
本当は太陽と共に生活することが理想ですが、23時までには寝るように心がけましょう。
②目を使わない(新聞、テレビ、スマホ、パソコンなどの使用を控える)
昔は「産後一ヶ月は新聞を読んではいけない」と言われていたようです。
しかし、現代は核家族化が進み、そんな言葉を聞いたこともない方が増えているようです。
一生懸命することを「心血そそぐ」を言いますが、これは東洋医学のことばです。
目を使うと少ない血を消耗してしまいます。
③冷たい水を触らない
冷たい水を触ると、カラダが冷えます。
カラダが冷えると、血の生成を妨げることとなりますので、極力避けましょう。
食器洗い器をご主人に買ってもらってください。
④お赤飯、おはぎ、豚バラなどをよく食べるようにする
これらの食べ物は血を補う作用がとても強いです。積極的に食事に取り入れるようにしましょう。
二人目、三人目を考えているのなら
これらをふまえて、産後1ヶ月を上手に過ごすことができると、失われた血をもとに戻すことができます。
すると、体調不良を感じることがないため、子育ても存分に楽しめます。
最近、産後の片頭痛を訴えられて来院される方がいますが、これも東洋医学では「血」の不足と考えられます。
もし、二人目、三人目を考えている方でしたら、この一ヶ月が重要なスタートダッシュとなるでしょう。
産後1ヶ月の過ごし方で、驚くほど体調が変わってきますので、大事に過ごしてください。
鍼灸治療ももちろん良いのでぜひ試してみてくださいね。
気軽にご連絡ください。
マリア鍼灸院
庄司マリア
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