an's diary 杏の日記, おりもの, 女性の治療
9.202017
黄帯(黄色いオリモノ)の分類と原因と対策【東洋医学タイプ分類】
1.黄帯(おうたい)とは?
黄帯とは粘りとわずかに生臭さがあり、持続的に流れ出る黄色いオリモノの事を言います。
2.分類
東洋医学的には黄帯を以下の2つのタイプに分類して、治療や養生指導を行っていきます。
自分がどのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。
2-1.湿熱タイプ
2-2.気虚タイプ
3.解説とワンポイントアドバイス
3-1.湿熱タイプ
【解説】
胃腸が弱り、カラダの中に余分な水分がたまり、それが熱化した結果、病虫(トリコモナスやカンジタなど)に感染することによっておこる黄帯です。
【ワンポイントアドバイス】
脂っこいもの、甘いもの、お酒のの飲みすぎには注意しましょう!
ハトムギ茶やキュウリなどの瓜の仲間は余分な水分と熱を取り除く作用がありますので、おすすめです。
3-2.気虚タイプ
【解説】
黄帯が長期間持続し、消化器系の機能がさらに弱ることによっておこります。
上記の病態が長期化したために起こるものです。この状態まで来てしまうと、
病虫等の感染症にさらにかかりやすくなるだけでなく、そのような外的な要因がなくても、症状が続くようになります。
薄黄色で稀薄、さらににおいのないオリモノが出ることが特徴的です。
【ワンポイントアドバイス】
このように慢性化してからでは生活習慣の改善だけで治すことはとても難しくなってきます。
ですから、放置せずに湿熱タイプの段階で治してしまうのが賢明です。
しかし、気虚タイプにまでなってしまった人は、まず体力の底上げが必要です。
早く寝ること、栄養のあるものをよく噛んでしっかりと食べるようにしてください。
4.まとめ
皆さんはどのタイプだったでしょうか?
今回のチェックでは大まかに自分がどのタイプなのかお分かりいただけたのではないかと思います。
しかし、細かな正確な体質分類は専門家でなければできませんので、お近くの良い鍼灸院をお選びください。
また、各タイプ別のワンポイントアドバイスはタイプが正確に決定できてこそ効果があります。
このワンポイントアドバイスによって症状が悪化したなどの場合、当サイトでは一切責任を負いかねますので、ご了承ください。
東洋医学では、オリモノの色彩や性状も女性の体調の重要な情報・指標で治療対象になります。
オリモノはこちら↓
赤白帯(白色と血性のオリモノの混合)の分類と原因と対策【東洋医学】
参考文献:中医研究院 趙金鐸(1987)『症状による中医診断と治療 下巻』神戸中医学研究会編訳,燎原書店.
関連記事:
★生理痛の痛みを軽減する!【プロが教える腹痛7タイプの対策】
★都島の鍼灸院 杏総合治療所のしょーじによる『生理痛のある人生』と『生理痛の無い人生』についての考察
★都島の鍼灸院 杏総合治療所にて「生理痛」の臨床研究を行います。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
大阪府大阪市都島区にある総合治療院 「オリモノの異常」なら杏総合治療所
谷町線都島駅から徒歩30秒。
JR環状線桜ノ宮駅より徒歩8分。
健やかな妊活、穏やかな出産、賢い子育てを手助けします。
◆Webサイト:https://an-sogo.com/
◆お問い合わせはこちら
◆診療時間:平日9:00~12:30・16:00~19:30
※火・木・土曜日は9:00~12:30
◆定休日:日曜
◆住所:〒534-0021 大阪市都島区都島本通2-11-8アベニール1F
◆駐車場:近隣のコインパーキングをご利用ください。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++