an's diary 杏の日記, その他の治療
6.222018
食事中または食後の眠気(食後困頓)の原因による分類と対策【東洋医学タイプ分類】
1.食後困頓とは?
食後にカラダがだるく眠くなったり、食事中に疲労困憊してカラダを支えていられず、食事を止めて眠ってしまうことを言います。
「食後困頓」と「嗜睡症」とは区別しなければなりません。
嗜睡症の特徴は、昼夜を問わず眠りたがります。呼び起せばすぐに目が覚めますが、すぐに眠り込み、自分で制御できません。
食後困頓は、食後あるいは食事中にカラダがだるくなり、眠くなります。
2.分類
東洋医学的には食後困頓(食事中、食後の眠気)を以下の2つのタイプに分類して、治療や養生指導を行っていきます。
自分がどのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。
2-1.脾気虚タイプ
2-2.痰湿困脾タイプ
3.解説とワンポイントアドバイス
3-1.脾気虚タイプ
【解説】
飲食の不摂生により、胃腸が弱り、消化機能が低下したために起こります。
特徴は倦怠無力感、少食、軟便などの胃腸が弱った際に出る症状をともなうことです。
【ワンポイントアドバイス】
食生活を気をつけましょう!
食べ過ぎ、飲み過ぎは控えてください。
胃腸に負担がかからないよう、生ものや冷たいものの多食は避け、よく火を通したものをよく噛んで食べてください。
また、寝る2,3時間前には晩ご飯を食べ終えているようにしてください。
3-2.痰湿困脾タイプ
【解説】
長期間湿地で生活したり、暑い時期の湿度の高さにカラダが対応しきれなかったりすることで、カラダの中にも余分な水分が多くなることで起こります。
そのため、もともと体の中に水分が多い体質の方も起こりやすくなります。
特徴は食後には疲れ切ってカラダを支えることも難しくなる、手足が重だるい、お腹の上の方がつかえる、口が粘るなどの症状が出ることです。
【ワンポイントアドバイス】
外の湿度がカラダに影響し、カラダの中に余分な水分が溜まるために起こります。
そのため、湿度の高い所での作業などは控えるようにしてください。
家の中では除湿し、適度の湿度を保ちましょう。
カラダの中に余分な水分が多いと、外の湿度にも影響を受けやすくなります。
4.まとめ
皆さんはどのタイプだったでしょうか?
今回のチェックでは大まかに自分がどのタイプなのかお分かりいただけたのではないかと思います。
しかし、細かな正確な体質分類は専門家でなければできませんので、お近くの良い鍼灸院をお選びください。
また、各タイプ別のワンポイントアドバイスはタイプが正確に決定できてこそ効果があります。
このワンポイントアドバイスによって症状が悪化したなどの場合、当サイトでは一切責任を負いかねますので、ご了承ください。
参考文献:中医研究院 趙金鐸(1987)『症状による中医診断と治療 上巻』神戸中医学研究会編訳,燎原書店.
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