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6.262018
ピリピリチクチク痛い湿疹?腰と脇の帯状疱疹の原因による分類と対策【東洋医学タイプ分類】
1.腰部の帯状疱疹とは?
腰部の帯状疱疹とは、腰脇部に発生する大小不同の疱疹のことを言います。
初期は局部の皮膚に焼けるような痛みを生じ、まもなく赤くなり、米粒大~エンドウ豆大で帯状に配列する水疱を形成し、水疱は透明から混濁になっていきます。
他の部位に発生する疱疹は今回の項には含めません。
2.分類
東洋医学的には帯状疱疹を以下の4つのタイプに分類して、治療や養生指導を行っていきます。
自分がどのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。
2-1.熱盛湿欝タイプ
2-2.熱毒灼営タイプ
2-3.脾虚湿盛タイプ
2-4.気虚血瘀タイプ
3.解説とワンポイントアドバイス
3-1.熱盛湿欝タイプ
【解説】
カラダに余分な熱と水分が滞りおこります。
特徴は、局所の皮膚が鮮紅色で、水疱がパンパンに膨らみ、焼けるような刺す痛みがあることです。
【ワンポイントアドバイス】
脂っこいもの、味の濃いもの、甘いもの、お酒の飲み過ぎはカラダに余分な熱と水分が多くなるので避けましょう。
キュウリなどウリ科の食べ物、さっぱりしたものがおススメです。
ハトムギ荼も余分な熱と水分を追い出す効果があります。
3-2.熱毒灼営タイプ
【解説】
東洋医学では、カラダに栄養や潤いを与えるものを「血(けつ)」と呼びます。
その血がカラダの中の盛んな熱によって乾いてしまうことでおこります。
急激に高熱とつよい口の渇きが生じ、腰部の皮膚病変が他の部位にもうつる、水疱は化膿して周りが赤くなるなどの症状が見られます。
【ワンポイントアドバイス】
脂っこいもの、味の濃いもの、香辛料などはカラダに熱を持ちやすくなるので避けましょう。
暑い場所も避け、涼しくして過ごしましょう。
3-3.脾虚湿盛タイプ
【解説】
消化機能が低下していたり、お酒や濃厚なものの過食で余分な水分がカラダに滞るために起こります。
局所の皮膚が淡い色で水疱・びらんが見られ、食欲不振、食後のお腹の張り、便が柔らかいなどの症状が見られます。
【ワンポイントアドバイス】
お酒の飲み過ぎ、味の濃いものの過食は避けましょう。
よく煮炊きした、消化のよいものを食べるようにしてください。
ハトムギ荼はカラダの余分な水分を追い出す働きがあるのでおススメです。
3-4.気虚血瘀タイプ
【解説】
カラダのエネルギー不足が原因で、必要な栄養を運ぶ血(けつ)や水分のめぐりが悪くなることで起こります。
水疱は少なくて水疱の壁は張らず、皮疹が消えた後も刺すような痛みが消えないなどの症状が見られます。
【ワンポイントアドバイス】
カラダのエネルギー不足を補うには、よい睡眠をとることが一番です。
夜は遅くとも23時までには寝てください。疲れていればもっと早くてもよいです。
寝る3時間前までには食事をすませ、スマホや本、パソコンなどを寝る前に見ないようにしましょう。
ティースプーン1杯のベニバナ油が効果的な場合もあります。
4.まとめ
皆さんはどのタイプだったでしょうか?
今回のチェックでは大まかに自分がどのタイプなのかお分かりいただけたのではないかと思います。
また、各タイプ別のワンポイントアドバイスはタイプが正確に決定できてこそ効果があります。
このワンポイントアドバイスによって症状が悪化したなどの場合、当サイトでは一切責任を負いかねますので、ご了承ください。
参考文献:
中医研究院 趙金鐸(1987)『症状による中医診断と治療 下巻』神戸中医学研究会編訳,燎原書店.
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