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8.222017
慢性的な睡眠不足と不妊と腰痛の関係 東洋医学的考察 【医療ニュース】
慢性的な睡眠不足によって、脳は「自己破壊」する:研究結果
慢性的な睡眠不足が、脳内の「食作用」を担う細胞を活性化させ、シナプスの分解を促進させる、という研究結果が発表された。さらに睡眠不足は、アルツハイマー病などの神経変性疾患を引き起こすリスクも高くする可能性があるという。
TEXT BY SANAE AKIYAMA
こんな記事が出ていました。
当院の患者さん方にとっては、以前からさんざん聞いてきて”耳タコ”でしょう。
睡眠をしっかり摂ることは、アルツハイマー病の患者さんに初診時に必ず伝え、改善を約束してもらいます。
そして、慢性腰痛や不妊症の患者さんにも「絶対」に初診時に与える注意事項です。
なぜ、アルツハイマー病の患者さんだけでなく、慢性腰痛や不妊症の方にも同じことを言うのでしょう?
上記の病気、症状のベースには、東洋医学では「腎虚」と言われる状態(体質)がほぼ必ず存在するからです。
「腎虚」の定義や病態は置いておいて、原因は下記になります。
①過労
②老化
③セックス過多
④慢性的な内臓病
⑤生まれつき
この中で①過労は単純な労働過多もありますが、睡眠不足も含まれます。
なぜならば、睡眠は心身の疲労を回復し、身体組織や器官を修復するためのものだからです。
労働時間はそれほど多くなくとも、起きている限り心身は疲弊します。
そのため、睡眠不足をすると心身の修復が追い付かず疲労が蓄積し、過労と同じ状態になります。
返しきれない借金が少しずつ蓄積していく様を思い浮かべると良いかも知れません。
慢性的な労働過多は支出過多。
慢性的な睡眠不足は収入不足。
どちらも結果、身体が赤字になりますね。
過労は身体がそんな風になっていると考えれば良いでしょう。
つまり、慢性的な睡眠不足は、過労と同様に「腎虚」を引き起こすという事です。
そのため、上記のアルツハイマー、慢性腰痛、不妊症といった疾患、症状には睡眠をしっかり摂るように勧めています。
今回の記事は、東洋医学の知恵が、西洋医学的に一部裏付けられた、と言えるでしょう。
こういうことは、昔から枚挙にいとまがありません。
ですから、アルツハイマー病だけでなく、慢性腰痛、不妊症と睡眠不足との関係もそのうち出て来るか知れませんね。
(当院では、すでに根拠というか道理ですね。道理で睡眠不足と慢性腰痛・不妊症の関係性を説明しています。)
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