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橋本病(慢性甲状腺炎)とは?症状・原因・治療のまとめ

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1.橋本病(慢性甲状腺炎)とは

甲状腺に慢性的な炎症が起こり、喉の違和感や痛み、全身的にはむくみやすくなったり、皮膚が乾燥したりする病気です。
女性に多く、自己免疫疾患のひとつです。
免疫は通常なら自己を守るためのものですが、それらの免疫組織が自分の体を異物と認識してしまい反応が起こることを自己免疫疾患といいます。

 

2.橋本病(慢性甲状腺炎)の症状

症状は多岐にわたります。
主に全身の症状とのどの症状が患者さんの自覚として多いです。

 

のどの症状 甲状腺の腫れ・のどの圧迫感や違和感・声がかれる
全身の症状 体重の増加・むくみ・疲れやすい・だるさ・食欲低下・寒がり・眠たい・息切れ・便秘
皮膚の症状 皮膚が乾燥する・脱毛・汗が出ない
女性特有の症状 月経不順・月経過多

などの様々な症状が起こります。

 

3.橋本病(慢性甲状腺炎)の原因

 

 

自己免疫の攻撃により甲状腺が腫れている状態を慢性甲状腺炎(橋本病)といいます。
しかし甲状腺に炎症が起きていても、機能が正常な場合もあり特に治療も必要ありません。
亜急性甲状腺炎の場合ウイルス感染によるものと考えられています。

免疫とは基本外界から侵入してきた異物に対し様々な反応をし、体を守りますが、自己免疫疾患では自分の体を傷つけてしまうことをいいます。

 

4.慢性甲状腺炎の特殊な病態

慢性甲状腺炎は長期にわたって症状が無かったり変化したりします。
しかし他の要因で悪化したり症状がひどくなることがあります。

◆無痛性甲状腺炎

なんらかの理由により甲状腺ホルモンが大量に漏れでてきます。
これはバセドウ病(甲状腺機能亢進症)とも症状が同じで、息切れや動悸が起こります。
しかし一時的なもので長くても4か月~半年ほどで症状が治まります。

注:バセドウ病とは甲状腺の機能が亢進する病気で、動悸・甲状腺の腫れ・眼球突出などの症状があります。

◆出産後甲状腺機能異常症

出産直後はホルモン分泌が不安定になります。
この時期には上述した慢性甲状腺炎と似た症状を発症することもあります。
しかしこれは一時的なものです。
慢性甲状腺炎がもともと診断されているかたは、症状の変化がないかよく観察し、医師に相談しましょう。

◆慢性甲状腺炎急性悪化

炎症が急に強くなりのどの痛みや発熱を起こすことがあります。
この場合薬物療法で症状を抑えます。
薬が効かない場合は手術により甲状腺の摘出を行うこともあります。

◆海藻類の摂りすぎ

海藻類に含まれるヨードは甲状腺ホルモンの原料となります。
しかし過剰摂取によりホルモンの働きを妨げることがあるので要注意です。
昆布・根昆布・わかめに含まれているため、過剰摂取をやめれば症状は治まります。

◆悪性リンパ腫

ごくまれに悪性リンパ腫というリンパ球の腫瘍が続発します。
症状が急激に悪化する場合には医療機関を受診しましょう。

 

5.橋本病(慢性甲状腺炎)の検査と診断

◆触診

直接喉を触って腫れを調べます。

◆血液検査

免疫細胞の増加の有無などを検査します。

◆超音波検査

甲状腺が腫れているかどうか検査します。

◆細胞診

直接甲状腺の細胞を採取し検査します。

 

6.橋本病(慢性甲状腺炎)の一般的な治療

基本は安静と薬物療法が主となります。

◆薬物療法

・甲状腺のホルモンを補う薬

◆手術療法

・甲状腺摘出術
腫れや症状がひどく薬物での効果もない場合には手術も考えられます。

 

7.橋本病(慢性甲状腺炎)の鑑別

◆バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

一時的に甲状腺の機能が亢進する無痛性甲状腺炎があります。
バセドウ病と症状が類似しますが治療が異なるため注意が必要です。

◆化膿性甲状腺炎

細菌による甲状腺炎をいいます。
慢性甲状腺炎では自己免疫によるものなので治療がことなります。

◆亜急性甲状腺炎

現在ではウイルスによる甲状腺と考えられていますが明らかではありません。

 

8.橋本病(慢性甲状腺炎)の予後と後遺症

甲状腺の機能に問題がなければ日常生活に支障をきたすことはありません。
慢性甲状腺炎は他の病気を続発することもあります。
主に、
・関節リウマチ
・SLE(全身性エリテマトーデス)
・線維筋痛症
・アジソン病
・シェーグレン症候群
・Ⅰ型糖尿病
などがあります。

 

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