認知症
12.232013
ちょっと立ち止まって
「私たちは、ひと目見たときの印象にしばられ、一面のみをとらえて、そのものの全てを知ったように思いがちである。
しかし、一つの図でも風景でも、見方によって見えてくるものが違う。
そこで、物を見るときには、ちょっと立ち止まって、他の見方を試してみてはどうだろうか。
中心に見るものを変えたり、見るときの距離を変えたりすれば、その物の他の面に気づき、新しい発見の驚きや喜びを味わうことができるだろう。」
【桑原茂夫 光村図書 国語1「ちょっと立ち止まって」から抜粋】
上の三枚の絵は【だまし絵】、【トリックアート】と呼ばれるものです。子供の頃に見た記憶があるのではないでしょうか。
一番左の絵は、デンマークの心理学者エドガー・ルビンが考案した『ルビンの壺』と言われるものです。
認知症セミナーのスライドを作っているときに、スライドに出てる【だまし絵】を見て、中学一年生の息子が「それ知ってるよ。『ルビンの壺』とかやろ。」と桑原茂夫さんの【ちょっと立ち止まって】を教えてくれました。
調べてみると、1987年からずっと光村図書出版の中学一年生の国語の教科書に掲載されているそうです。
ですから、1974年以降の生まれの方は読んだ記憶がある方も多いのではないでしょうか。
私は一般に手術適応だったり、効果的治療法が無い、と言われる疾患や、首や腰のヘルニア、変形、脊柱管狭窄症、膝の痛み、難聴・耳鳴り、めまい(メニエール)、アトピー、スポーツ傷害、リウマチ、不妊症などの治療に取り組み、成果を上げています。
それは、時に『魔法のような』と形容されることがあります。
しかし、いつも決して魔法ではない、と言っています。
一般に理解されている見方、考え方の方向を少し変えて病気や症状を診ることで、今までとは全く違ったアプローチが浮かび上がり、それを実践しているに過ぎないからです。
認知症セミナーの時は、それを多くの方に認識していただかない事には、認知症の治療は進まないと考え、【だまし絵】をスライドの冒頭に入れました。
私が普段、「いつも楽しそう」と多くの方々に言われるのは、毎日「その物の他の面に気づき、新しい発見の驚きや喜びを味わうこと」ができるからでしょう。
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