an's diary 杏の日記, 目の病気, 花粉症
4.172018
目の乾燥感の原因による分類と対策【東洋医学タイプ分類】
1.目の乾燥感とは?
両目が乾燥して、ざらざらした異物感があり、目が疲れやすいことを指します。
東洋医学では「目乾渋(もくかんじゅう)」と言います。
2.分類
東洋医学的には目の乾燥感を以下の2つのタイプに分類して、治療や養生指導を行っていきます。
自分がどのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。
2-1.陰虚血虚タイプ
2-2.燥熱傷津タイプ
3.解説とワンポイントアドバイス
3-1.陰虚血虚タイプ
【解説】
東洋医学でいう「血(けつ)」や「陰(いん)」が不足したたために起こります。
これらはカラダに栄養と潤いを与える働きをしています。
そのため、目が乾燥して疲れやすい、のどや舌の乾燥感など乾燥症状が出ます。
さらに、不眠、夢が多いなどの症状が出ることも特徴的です。
血や陰が不足する原因には次のようなことが挙げられます。
・目の使いすぎ
・お酒の飲み過ぎ
・セックス過多
・涙の流し過ぎ
・胃腸機能の低下
【ワンポイントアドバイス】
・目の使いすぎの場合は、テレビ、スマホ、パソコンなどは極力控えるようにしてください。
そして、血を補うレバーや豚バラ、お赤飯やぼたもちなどを積極的に摂り入れてください。
・お酒の飲み過ぎ、セックス過多に心当たりのある方は控えるようにしましょう。
・涙が出るのは自然なことですが、出過ぎはカラダを悪くします。
涙の原因を解決するのは難しいかも知れませんが、ちょっと散歩に出かけてみてください。
カラダが動くと、ココロも動き出します。
・胃腸の機能が低下する原因は様々ですが、胃腸に負担をかけない食生活はどの場合でも重要です。
生ものや冷たいものは控えるようにしてください。
よく火にかけたものをよく噛んで食べるようにしてください。
そして、東洋医学では手足を動かすことによって胃腸が強くなるとされています。
手をよく振って、散歩することから始めてみましょう。
3-2.燥熱傷津タイプ
【解説】
外からの乾燥と熱によって、カラダを潤すことができなくなるために起こる目の乾燥です。
そのため、目の乾燥感の他、空咳が出る、水分をよく摂りたがるなどの症状も伴います。
【ワンポイントアドバイス】
のどが渇くのであれば、水分を摂って構いません。
カラダに水分を吸収させるためには、実は水だけでは足りません。
水分、塩分、糖分、クエン酸があると、水分が効率よく取り入れられるようになります。
ですから、スポーツドリンクのようなものが良いでしょう。
しかし、味が濃すぎると感じる場合には、美味しく飲める濃度に薄めてください。
そして、よく寝ましょう。
睡眠を摂ることによって、カラダを潤す事が出来るようになります。
4.まとめ
皆さんはどのタイプだったでしょうか?
今回のチェックでは大まかに自分がどのタイプなのかお分かりいただけたのではないかと思います。
しかし、細かな正確な体質分類は専門家でなければできませんので、お近くの良い鍼灸院をお選びください。
また、各タイプ別のワンポイントアドバイスはタイプが正確に決定できてこそ効果があります。
このワンポイントアドバイスによって症状が悪化したなどの場合、当サイトでは一切責任を負いかねますので、ご了承ください。
参考文献:中医研究院 趙金鐸(1987)『症状による中医診断と治療 下巻』神戸中医学研究会編訳,燎原書店.
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