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目がかゆい!花粉症?結膜炎?東洋医学タイプ分類対策法

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1.目のかゆみとは?

目のかゆみのことを東洋医学では「目痒(もくよう)」と言います。
目痒とは、まぶた、目じり、目頭、甚だしい場合には眼球に強い痒みが出ることを言い、視力は正常なものです。
軽症の場合は、かゆみの場所が動く性質を持っていますが、重症になると、虫が這うような強い掻痒感が出ます。
時々、軽い痒みを自覚する程度のものは病的ではありません。

 

2.分類

東洋医学的には目のかゆみを以下の4のタイプに分類して、治療や養生指導を行っていきます。
自分がどのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。

2-1.風熱タイプ






 

2-2.風寒タイプ







 

2-3.火盛タイプ







 

2-4.血虚タイプ



 

3.解説とワンポイントアドバイス

3-1.風熱タイプ

【解説】
熱に影響を受けて発症する目のかゆみです。
毎年、春夏になると症状が増強することが特徴的です。

 

【ワンポイントアドバイス】
東洋医学では太陽の動きに合わせて生活することがカラダにとって最も良い過ごし方であると言われています。
ですから、四季ごとの過ごし方が異なるのです。
春夏に調子が悪くなる人は、秋冬の過ごし方を変える必要があります。
養生法は多岐にわたりますが、特に重要なのは睡眠の摂り方です。
特に冬は早く寝て、少し寝坊しても良いと言われています。
よく眠ることで、春夏の陽気に対応できるカラダを準備するのです。
まずは睡眠の見直しから始めてみましょう!

 

3-2.風寒タイプ

【解説】
冷えに影響をされて起こる目のかゆみです。
冷たい風に当たると、増悪することが特徴的です。

 

【ワンポイントアドバイス】
いわゆる冷えのカゼによる目のかゆみです。
カゼをひいた時と同じように、暖かくして、水分を摂って、よく眠ることが大切です。

 

3-3.火盛タイプ

【解説】
カラダの中の熱が旺盛になることによって出現する目のかゆみです。
目のかゆみのほかに尿が濃い、口が乾くなどの熱症状が出ることが特徴的です。

 

【ワンポイントアドバイス】
カラダの中に余分な熱が多い状態ですから、余分な熱を取り除くことと、熱を取り込みすぎないようにすることが重要です。
大雑把ですが、夏の食べ物、南の食べ物は熱を制するはたらきを持ったものが多くあります。
それらを摂るようにし、脂っこいものや甘いもの、しつこいものは避けるようにしましょう。

 

3-4.血虚タイプ

【解説】
東洋医学では、目は「肝血(かんけつ)」によって養われていると考えます。
この肝血が不足することによっておこる目のかゆみがこのタイプです。
特徴は目を抑えると、一時的に痒みが治まりますが、すぐに痒みが出てくることです。

 

【ワンポイントアドバイス】
肝血が足りなくなる原因には、まず目の使い過ぎが挙げられます。
スマホ、テレビ、パソコンは極力使わないようにしましょう。
さらに肝血を補うために、レバー、赤飯、おはぎなどを摂るようにするのが良いでしょう。

 

4.まとめ

皆さんはどのタイプだったでしょうか?
今回のチェックでは大まかに自分がどのタイプなのかお分かりいただけたのではないかと思います。
しかし、細かな正確な体質分類は専門家でなければできませんので、お近くの良い鍼灸院をお選びください。

また、各タイプ別のワンポイントアドバイスはタイプが正確に決定できてこそ効果があります。
このワンポイントアドバイスによって症状が悪化したなどの場合、当サイトでは一切責任を負いかねますので、ご了承ください。

 

 

 

 

参考文献:中医研究院 趙金鐸(1987)『症状による中医診断と治療 下巻』神戸中医学研究会編訳,燎原書店.

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