おりもの, 女性の治療, 感染症
12.282017
陰部のかゆみの原因と分類と対策【東洋医学タイプ分類】
1.陰部のかゆみとは?
外陰部や腟内のかゆみを指し、東洋医学では「陰痒(いんよう)」と言われます。オリモノの異常を伴うことが多いです。
2.分類
東洋医学的には陰部のかゆみを以下の2つのタイプに分類して、治療や養生指導を行っていきます。
自分がどのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。
2-1.湿熱下注タイプ
2-2.肝腎陰虚タイプ
3.解説とワンポイントアドバイス
3-1.湿熱下注タイプ
【解説】
カラダの中に余分な水分と熱が多くなったり、清潔にできなかったために病虫が体内に入ったりすることで起こる陰部のかゆみです。
強いかゆみがあり、膿が混ざる黄色いオリモノが出ることが特徴的です。
【ワンポイントアドバイス】
まずは陰部を清潔にしましょう。
そして、脂っこいものやしつこいもの、甘いものの食べ過ぎはカラダに余分な水分と熱を増やすので、控えましょう。
3-2.肝腎陰虚タイプ
【解説】
慢性病、老化による衰弱、セックス過多、多産などにより、カラダを潤し、クールダウンさせる機能が落ちたために生じる陰部のかゆみです。
陰部の乾燥と灼熱感、夜間にかゆみが強くなることが特徴的です。
【ワンポイントアドバイス】
カラダを潤し、クールダウンさせる働きを回復させるにはまずよい睡眠を摂ることです。
遅くとも23時には寝れるようにしてください。
寝つきの悪い人は頭に熱を持っている状態なので、寝る前にテレビやスマホ、パソコンなどは控えましょう。
昼間にカラダをよく動かすことも重要です。
根菜類、黒いもの、粘るものを積極的に摂るようにしましょう。
4.まとめ
皆さんはどのタイプだったでしょうか?
今回のチェックでは大まかに自分がどのタイプなのかお分かりいただけたのではないかと思います。
しかし、細かな正確な体質分類は専門家でなければできませんので、お近くの良い鍼灸院をお選びください。
また、各タイプ別のワンポイントアドバイスはタイプが正確に決定できてこそ効果があります。
このワンポイントアドバイスによって症状が悪化したなどの場合、当サイトでは一切責任を負いかねますので、ご了承ください。
参考文献:中医研究院 趙金鐸(1987)『症状による中医診断と治療 下巻』神戸中医学研究会編訳,燎原書店.
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