an's diary 杏の日記, 痛み, 足の痛み
10.232017
足のふるえと痛みを改善する方法【東洋医学タイプ分類】
1.足のふるえとは?
片方だけ、または両方の足が無意識にふるえる症状のことです。
東洋医学では「足顫(そくせん)」と言います。
2.分類
東洋医学的には足のふるえを以下の2つのタイプに分類して、治療や養生指導を行っていきます。
自分がどのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。
2-1.血虚風動タイプ
2-2.風寒湿タイプ
3.解説とワンポイントアドバイス
3-1.血虚動風タイプ
【解説】
お年寄りに多いタイプです。
加齢によって「血(けつ)」が少なくなり、筋肉などを栄養できなくなるために足のふるえが起こります。
徐々に発症することが特徴的です。
【ワンポイントアドバイス】
栄養価の高いものをよく噛んで食べましょう。
お赤飯やレバー、豚バラなどおすすめです。
さらによく歩くことによって「血」が養われます。
3-2.風寒湿タイプ
【解説】
青壮年に多いタイプです。
カゼをひいたり、足を水につけたりすることが原因で起こります。
風・寒・湿の3つの邪が原因で起こりますが、
風湿の邪が旺盛な場合は、寒気、カラダの痛み、頭痛などを伴うことが特徴的です。
また、湿邪が旺盛な場合は、患部のふるえ、痛みのほかに、皮膚の色が青暗い色になったりすることが特徴的です。
【ワンポイントアドバイス】
基本的にカゼと引いた時と同じような対処をとりましょう。
水分を摂って、暖かくして、よく眠ることです。
湿邪が旺盛になっている場合は水分をあまり摂りたがらないかも知れません。
その場合は無理に摂る必要はありません。
4.まとめ
皆さんはどのタイプだったでしょうか?
今回のチェックでは大まかに自分がどのタイプなのかお分かりいただけたのではないかと思います。
しかし、足のふるえは「脳卒中の前駆症状」である場合もあります。
さらに慢性化すると、足が麻痺したり、手足や頭のふるえが起こってくる場合もあります。
ですから、まずは医療機関を受診し、適切な検査や処置を受けてください。
また、各タイプ別のワンポイントアドバイスはタイプが正確に決定できてこそ効果があります。
このワンポイントアドバイスによって症状が悪化したなどの場合、当サイトでは一切責任を負いかねますので、ご了承ください。
参考文献:中医研究院 趙金鐸(1987)『症状による中医診断と治療 下巻』神戸中医学研究会編訳,燎原書店.
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