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目がピクピクする!眼瞼(まぶた)けいれんの原因による分類と対策【東洋医学タイプ分類】

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1.眼瞼けいれんとは?

眼瞼けいれんとは、まぶたが頻繁にピクピクけいれんを起こし、自分で制御できない状態を言います。
たまに発生するものは病的な状態ではありません。

 

2.分類

東洋医学的には眼瞼けいれんを以下の3つのタイプに分類して、治療や養生指導を行っていきます。
自分がどのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。

 

2-1.血虚生風タイプ






 

2-2.脾胃気虚タイプ








 

2-3.風熱タイプ






 

3.解説とワンポイントアドバイス

 

3-1.血虚生風タイプ

【解説】

東洋医学では、カラダを養い潤す働きをするものを「血(けつ)」と言います。
目の使い過ぎで血を消耗したり、出血過多などで血を失うと目を滋養できなくなりまぶたのけいれんが起こります。
特徴は、まぶたのけいれんが頻繁、目の乾燥感、目がかすむ、顏色につやがないなどの症状が見られることです。

 

【ワンポイントアドバイス】

目を使うと血(けつ)を消耗します。
パソコン、スマホ、読書なども控えめにして目の使い過ぎに注意しましょう。
血(けつ)を補うにはお赤飯、おはぎ、豚バラ、レバーなどの食材がおすすめです。

 

3-2.脾胃気虚タイプ

【解説】

飲食の不摂生や過労、思い悩むことが度を過ぎた場合などは消化器系の働きが悪くなります。
東洋医学では、まぶたは消化器系の働きと関係が深いと言われています。
消化器系の不調によっておこるまぶたのけいれんがこのタイプにあたります。
まぶたのけいれんが頻繁におこる、目に力がない、疲労感、倦怠無力感、食欲不振、息切れなどの症状が見られます。

 

【ワンポイントアドバイス】

胃腸に負担のかからないよう、消化の良い食べやすいものを食べましょう。

・よく噛んで食べる
・ながら食べをしない
・寝る2~3時間前には食事を済ます
・脂っこいものや冷たいものは避ける
・刺激物(香辛料、コーヒーなど)も控えめに

疲れがたまっている時は、睡眠をとることが一番です。遅くとも23時には寝るようにしましょう。
手足をよく動かすと胃腸の働きもよくなります。
手をよく振って歩くことから始めてみましょう!

 

3-3.風熱タイプ

【解説】

風邪で高熱が出た時やカラダに熱が多くなった時におこるまぶたのけいれんです。
特徴は時々まぶたのけいれんが起こる、目の充血や痒み痛み、頭痛、風を嫌がるなどの症状が見られることです。

 

【ワンポイントアドバイス】

風邪の場合は水分をとってゆっくり横になり、カラダが熱い時は涼しく過ごしましょう。
味の濃いもの、脂っこいもの、香辛料などもカラダに熱を持ちやすくなるため避けましょう。
さっぱりとしたものがおすすめです。

 

4.まとめ

皆さんはどのタイプだったでしょうか?
今回のチェックでは大まかに自分がどのタイプなのかお分かりいただけたのではないかと思います。

また、各タイプ別のワンポイントアドバイスはタイプが正確に決定できてこそ効果があります。
このワンポイントアドバイスによって症状が悪化したなどの場合、当サイトでは一切責任を負いかねますので、ご了承ください。

 

参考文献:
中医研究院 趙金鐸(1987)『症状による中医診断と治療 下巻』神戸中医学研究会編訳,燎原書店.

 

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