痛み, 腰痛
11.72017
尾てい骨の痛みの東洋医学タイプ分類
1.尾てい骨の痛みとは?
尾てい骨とは背骨をおしりの方へ辿って行ったときに一番最後に触れる部分のことです。
一般的に尾てい骨と言われますが、解剖学的には「尾骨」と言われます。
この部分の痛みの事を「尾骶痛(びていつう)」と言い、東洋医学的には「尾閭痛(びろつう)」とも言われます。
2.分類
東洋医学的には尾てい骨の痛みを以下の2つのタイプに分類して、治療や養生指導を行っていきます。
自分がどのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。
2-1.挫傷タイプ
2-2.先天不足タイプ
3.解説とワンポイントアドバイス
3-1.挫傷タイプ
【解説】
尾てい骨を直接ケガすることによっておこる尾てい骨の痛みです。
肥満女性に多く、尾てい骨をケガしたきっかけが明らかです。
痛みが激しく、まれに内出血や血腫が認められます。
【ワンポイントアドバイス】
ひどい場合には骨折していることもありますので、まずは専門医にて診察を受けてください。
骨折が治ったにもかかわらず、痛みが持続する場合は東洋医学でいう「瘀血(おけつ)」が生じている可能性があります。
ティースプーン1杯程度のベニバナ油が効果的な場合もありますが、良い鍼灸院を探すことをオススメします。
3-2.先天不足タイプ
【解説】
生まれつき尾骨が完全にくっつかないことが基盤にあり、疲れやケガが誘因となって尾てい骨の痛みを生じます。
痛みは強くはないですが、尿漏れなどの体力不足の症状を伴います。
【ワンポイントアドバイス】
生まれつき体力が豊富ではないため、それに見合った生活習慣を心がけましょう。
特に睡眠には気を配ってください。
平均的体力の方には「遅くとも23時には寝るようにしましょう」と言いますが、このタイプの方は疲れたら21時に寝ても構いません。
まわりに合わせるのではなく、自分のカラダの状態に合わせて生活することが大切です。
体力を落とさないのはもちろん、少しでも体力をつけていくために軽い運動も行ってください。
散歩から始めてみましょう。
4.まとめ
皆さんはどのタイプだったでしょうか?
今回のチェックでは大まかに自分がどのタイプなのかお分かりいただけたのではないかと思います。
しかし、細かな正確な体質分類は専門家でなければできませんので、お近くの良い鍼灸院をお選びください。
また、各タイプ別のワンポイントアドバイスはタイプが正確に決定できてこそ効果があります。
このワンポイントアドバイスによって症状が悪化したなどの場合、当サイトでは一切責任を負いかねますので、ご了承ください。
参考文献:中医研究院 趙金鐸(1987)『症状による中医診断と治療 下巻』神戸中医学研究会編訳,燎原書店.
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