an's diary 杏の日記

実はよくある「原因と結果の取り違え」

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都島の鍼灸院、杏総合治療所の研修生しょーじです。

 

先日、所長から「『代替医療解剖(新潮文庫)』を全員買って読むこと」という指令がありました。

 

早速、amazonで購入。

まだ第一章なのですが、これが面白い…!!

 

内容としては、鍼灸やカイロプラクティック、ホメオパシー、ハーブ療法などの現在、主流ではない「代替医療」と呼ばれるものの効果や安全性について、科学的証拠に基づいて評価してみようと試みたものです。

 

第一章では、「いかにして真実を突き止めるか」というタイトルのもと、今でこそ当たり前になっている臨床試験の歴史についてふれています。

 

その中で面白いお話がありました。

所長の話の中でもよく話題になる「『原因』と『結果』と取り違えないようにしなければならない」という話です。

 

本の中で、壊血病の歴史について書かれていました。

壊血病とは歯茎や皮膚から出血したり、貧血や衰弱といった症状がみられる病気です。

現在、「原因はビタミンCの不足によるもの」とはっきりしていますが、16世紀~18世紀の大航海時代にまだ原因が分かっていなかったため、200万人もの水夫が壊血病により命を落としたとされています。

そのため、当時は「海賊よりも怖い」と恐れられた病気でした。

 

それほど猛威を振るっていた病だったため、多くの医師が原因究明のためにさまざま治療法を提案したそうです。

 

当時、定石とされていた瀉血(血液を1リットルも抜く治療法)や水銀剤、塩水、酢、酢酸などなど…

その中でも一番ひねった治療法に「重労働を課す」というものがあったそうです。

 

これは、医師が観察する中で、「壊血病は怠け者がかかる病気」ということが見えてきたからでした。

 

これこそ、医師たちがしてしまった「『原因』と『結果』の取り違え」です。

 

実際には、

「壊血病によって、だるさや膝のぐらつきが症状として出現し、仕事が思うようにできず、その結果、怠け者になった(見えた)」のであって、

「怠け者だから壊血病になっわけでは決してありません。

 

今では壊血病の原因ははっきりしているため、馬鹿げているようにも思えます。

しかし、現在でも、未だ原因不明の病気については、当時の医師たちと同様、このような思考錯誤は繰り返されています。

 

最近の事例では「睡眠時無呼吸症候群」がわかりやすいでしょうか。

 

今ではかなり広がってきましたが、睡眠時無呼吸症候群の原因は「夜遅くにご飯を食べて、すぐ寝てしまうこと」にあります。

食事をしてすぐに横になると、食べ物の逆流してしまいます。それが気道に入るといけないので、自らそれを塞ぎます。そのために無呼吸になってしまうのです。

しかし、少し前までは「肥満」が原因とされていました。

理由は、睡眠時無呼吸症候群の患者の多くが肥満だったからというデータがあったからです。

そのため、治療法の一つとして、ダイエットが推奨されていました。

 

睡眠時無呼吸症候群の本当の原因は

「夜遅くにご飯を食べて、すぐ寝てしまうこと」でした。

 

しかし、この行為は、肥満の原因にもなります。

ですから、注意深く観察しなければ、「睡眠時無呼吸症候群の原因が肥満」というようになってしまうのです。

このように、データの見方によって、原因と結果が取り違えてしまうことは実はよくあることです。

 

取り違えている場合は、必ずどこかに矛盾があるはずですから、そこに注目すると、突破口が開かれることが多いようです。

なぜそのようなことが言えるかというと、所長はいつもそのような方法で、難症・難病の糸口を見つけるからです。

 

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