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もう何日も出ない!便秘の原因による分類と対策【東洋医学タイプ分類】

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1.便秘とは?

糞便が腸管内に停滞して4~7日も排便がないことを言います。
東洋医学では「大便秘結(だいべんひけつ)」と言われています。

 

2.分類

東洋医学的には便秘を以下の5つのタイプに分類して、治療や養生指導を行っていきます。
自分がどのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。

 

2-1.胃腸実熱タイプ














 

2-2.肝脾気滞タイプ









 

2-3.脾肺気虚タイプ












 

2-4.脾腎陽虚タイプ








 

2-5.血虚陰虚タイプ










 

3.解説とワンポイントアドバイス

3-1.胃腸実熱タイプ

【解説】
胃に熱を持つことによって起こる便秘です。
胃に熱を持つ原因は3つ考えられます。
①冷えのカゼが体内で熱化した場合です。これは東洋医学的な生理学の考え方です。
②熱のカゼがひいた場合です。東洋医学では「温病(うんびょう)」と言われ、夏風邪の一種と考えていただくとイメージしやすいでしょう。
③辛いものや味の濃いものの食べ過ぎによる場合です。
これらの原因による胃腸の熱による乾燥によって、便秘になります。
特徴は夕方になると、熱が出てきたり、お腹が張ったり、腹痛、汗が止まらないなどの症状があります。
さらにひどくなると、うわごとを言うなどの意識障害を伴う場合もあります。

 

【ワンポイントアドバイス】
冷えのカゼ、熱のカゼをひいている場合はそれが治れば症状は改善されます。
辛いものや味の濃いものを摂りすぎている場合はそれらを控えるようにしてください。
食欲がない場合は無理に食べると、余計胃腸に負担をかけ、熱を持ちやすくなります。
さっぱりとしたものをよく噛んで食べるようにしてください。

 

3-2.肝脾気滞タイプ

【解説】
心配事や悩み事や、長時間座ったままであまり動かないためにカラダのめぐりが悪くなったために起こる便秘です。
特徴は数日間の便秘があり、抑うつ感、ため息が多い、乳房が張る、ゲップ、嘔気、咳が出るなどの症状を伴うことです。

 

【ワンポイントアドバイス】
心配事や悩み事が解決できない方や座りっぱなしの時間が長い方はカラダをよく動かすようにしましょう。
特に下半身をよく動かすことによって、カラダのめぐりが良くなります。
散歩は一番手軽に始められるため、特におすすめです。

 

3-3.脾肺気虚タイプ

【解説】
消化器系の機能が弱ったため、大腸の伝導する力と潤いが少なくなって起こる便秘です。
妊婦さんやカラダが弱った人によく見られます。
特徴は数日間排便がないにもかかわらず、腹部に苦痛がなく、排便後に汗が出て息切れするという症状があります。
大便の形は大きく、円柱状であるという特徴もあります。

 

【ワンポイントアドバイス】
消化器系に負担をかけないようにしましょう。
生ものや冷たいものは控え、よく火にかけたものを食べるようにしてください。
また、よく噛んで食べる、ながら食べしない、早食いしない、寝る2,3時間前には晩ご飯を食べ終えるようにするなど基本的な子とも怠らないようにしましょう。
東洋医学では手足をよく動かすことによって消化器系が強くなるとされています。
手をよく振って歩くことから始めてみましょう。

 

3-4.脾腎陽虚タイプ

【解説】
虚弱な方はお年寄りなどに多く見られます。
からだ全体の体力が衰えると、温める力もなくなります。すると、大腸のうるおいや、大腸を動かす力もなくなるために便秘が起こります。
特徴は、顔色が青黒い、手足が冷える、寒がる、尿量が多くて薄いなどの冷えの症状が見られることです。

 

【ワンポイントアドバイス】
体力を回復させることを優先的に行っていきましょう。
栄養価の高いものをよく噛んで食べるようにしてください。
そして、遅くとも23時には寝るようにしましょう。
質の高い睡眠が体力回復のために最も大切です。
もし、寝つきが悪い、途中で目が覚める、夢が多い、目覚めが悪いなど良い睡眠が摂れていない場合には、昼間よく歩くようにしてください。
昼間は活動的に過ごし、夜にはしっかりと休息をとるというメリハリが大切です。

 

3-5.血虚陰虚タイプ

【解説】
熱の病の後・嘔吐や下痢による脱水、不正性器出血などによる血(けつ)の消耗などにより、カラダを潤す機能が低下したために起こります。
消化器官にも潤いがなくなるため、便が腸内に停滞しやすくなります。
特徴はのどの乾燥、皮膚の弾力性の低下、不安感、頭のふらつき、

 

【ワンポイントアドバイス】
熱の病、嘔吐や下痢が原因の場合はそちらの治療を優先的に行いましょう。
そして、血(けつ)を消耗しないことと、補っていくことを意識して行います。
目の使い過ぎ、気の遣いすぎ、冷えは血を消耗させます。
そして、お赤飯、おはぎ、レバー、豚バラなどは血を補う食品ですので、食事に積極的に摂り入れるようにしてください。

 

4.まとめ

皆さんはどのタイプだったでしょうか?
今回のチェックでは大まかに自分がどのタイプなのかお分かりいただけたのではないかと思います。
しかし、細かな正確な体質分類は専門家でなければできませんので、お近くの良い鍼灸院をお選びください。

また、各タイプ別のワンポイントアドバイスはタイプが正確に決定できてこそ効果があります。
このワンポイントアドバイスによって症状が悪化したなどの場合、当サイトでは一切責任を負いかねますので、ご了承ください。

 

 

参考文献:中医研究院 趙金鐸(1987)『症状による中医診断と治療 上巻』神戸中医学研究会編訳,燎原書店.

 

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