症例, 認知症
3.272014
脳が綺麗になっている!?【アルツハイマー病】
アルツハイマー病のOさん(92歳)が来院されました。
大変、順調で受け答えもしっかりされていますが、だいぶ歩行が頼りなくなってきました。
高齢者は、歩く量が減ってくると、途端に様々な不調が現れます。
ですので、しつこいくらい毎回、歩くことの大切さをご本人はもちろん、ご家族にも説明しています。
とくにOさんの場合、 歩行量が減ってくると、夜間覚醒回数が増加し、便通が悪くなり、怒りっぽくなり、周辺症状が顔を出します。
初診時には便秘がひどく、一週間から10日間隔でした。
治療を進めるに従い良化し、現在は、薬無しでも一週間に2~3回ほどの便通があります。
夜間覚醒も4~5回だったのが、2回ほどに治まっています。
こうした諸症状と連動して、周辺症状は治まっていきました。
このOさんは、奥様の話によると、先日のMRI検査で、「脳が綺麗になっている!」と医師に驚かれたそうです。
しかし、医師からの直接の報告では無く、医学的知識が乏しい一般の方からの間接的なご報告です。
「綺麗」と言うのが具体的に医学的所見としてどういう事を指すのか判りません。
ですから興味はありますが、私の臨床上の所見としては採用しません。
まあ、患者さんは喜んでいるので良いですけどね。
私は、認知症は、通説にあるような、脳の萎縮と言う不可逆性※1変性※2による器質的病変※3が本態ではないと考えています。
つまり、機能性の疾患だと捉えているので、あまりこうした画像所見にはこだわりません。
(つまり、「カタチ」では無く、「ハタラキ」の病と捉えて治療している)
しかし、興味深い話ではありますね。
もし、あなたが同じような症状でお困りなら何か力になれるかも知れません。
大きな期待をかけられても困りますが、気楽に一度ご相談ください。
私を救ってくれた東洋医学の知恵を一人でも多くの人に役立てたいといつも心より願っております。
※1変化する前の状態に戻せない変化。
※2細胞や組織に正常では存在しない物質が沈着したり、正常でも存在するが量や場所が異常なもの。
※3病気などによっておこった臓器などの形態上の性質の変化
関連記事
★認知症症状(アルツハイマー病)(←患者さんの声)
++++++++++++++++++++++++++++++
大阪府大阪市都島区で「認知症」の鍼灸治療なら 杏総合治療所
谷町線都島駅から徒歩30秒。
JR環状線桜ノ宮駅より徒歩8分。
どこへ行っても治らない身体各部の痛み、こどもの症状、女性特有の症状を本気で治したい方はご相談ください。
◆Webサイト:https://an-sogo.com/
◆お問い合わせはこちら
◆診療時間:平日9:00~12:30・16:00~19:30
※火・木・土曜日は9:00~12:30
◆定休日:日曜
◆住所:〒534-0021 大阪市都島区都島本通2-11-8アベニール1F
◆駐車場:近隣のコインパーキングをご利用ください。
++++++++++++++++++++++++++++++