an's diary 杏の日記, やさしい東洋医学
10.72017
【やさしい東洋医学】 肝之蔵の話
Q.「先生は私のことを「漢方で言う肝の蔵が悪い」とおっしゃいますが、現代医学の肝臓とは違うのですか?」
わしは、おQ博士じゃ!これは間違いやすいんじゃ。
西洋医学の『肝臓』と東洋医学の『肝之蔵』は似てはいるが別ものなんじゃ。
ちょっと、わしらで説明してみようかの。
おQちゃん、おQ君、勉強の成果を見せてくれいっ!
西洋医学の肝臓
1.胆汁の分泌
2.糖分、タンパク質、脂肪の合成、分解
3.ホルモン代謝
4.解毒作用
5.血液の貯蔵 等
どれをとっても身体にとって重要な役割を担っているのよ。
また、肝蔵は沈黙の臓器といわれ、少し位、悪くなっても症状として現れないの。
症状が出てきた時には、かなり悪くなってから、ということになるの…。
東洋医学の肝之蔵
1.気、血をスムーズに流れるようにする
(心も身体も、のびやかになるように働く)
2.筋を主り、全身の筋肉の緊張を調節する
3.胃腸の消化を助け、消化吸収を促進させる
4.目の働きを調節する
5.全身の血液分布の調節を行う
(これに異常をきたすと出血しやすくなったり、オ血(血の滞り)をおこす)
6.謀慮を主る
(中枢神経系統の活動と関係している)
7.『怒り』を主り、ストレスと関係が深い
8.爪、腰、子宮、脇腹と関係が深い
いかがかな?大分違うじゃろ。
東洋医学においても内臓の名前が同じなので間違いやすいのじゃ。
我が国では江戸時代まで内臓の名前・働きの考え方は、すべて漢方医学によって定められていたのじゃ。
杉田玄白(日本史はくぶつかん様より)
つまり、本来別のものに同じ名前を付けたんじゃ。これが混乱の元なんじゃ。
日本史では進取の精神に富み、近代医学の扉を開いた医学者として評価される玄白じゃが、東洋医学にとっては、後の混乱・誤解・偏見の元凶と言ったところじゃな。
わしはファースト世代じゃからせいぜいZZ位までしか分からんぞい。
そうじゃな…。エウーゴのクワトロ・バジーナをシャア・アズナブルと呼んだら混乱するじゃろ?それと同じじゃ!
【やさしい東洋医学】肝之蔵の話 おしまい
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【やさしい東洋医学】
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