飛蚊症

飛蚊症とは何か?原因・症状・治療法まとめ

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注目記事:飛蚊症が改善した理由【難治性症状の治し方の入り口】

 

1.飛蚊症とは

その名の通り、視界の中に蚊のようなものが飛んでいる症状を飛蚊症と言います。
他にも黒い虫のようなもの・糸くず・輪状など症状は様々です。
白い壁や空を見たときに見えることもあります。

 

2.目の構造と役割

 

◆目の構造

 

 

目には様々な組織がありそれぞれが違う役割を担っています。
目の病気を理解する前に、目の構造を理解しましょう。
目は直径約25mmの球形で、眼窩という骨のくぼみに収まっています。
光の伝わり方は、外界の光→角膜→眼房水→水晶体→硝子体→網膜となります。

 

・外膜

外膜に分類されるのは強膜と角膜です。
外膜は目の外側にある丈夫な膜です、目の形態を保ち、保護します。
白目の部分にあたります。後方を強膜が覆い、前方を角膜が覆います。

 

強膜

目の後ろ5/6を覆い、目の保護や形を保つ働きをしています。
血管に欠くため白色に見えます。

角膜

目の前1/6を覆います。
外の障害から守るため、感覚神経線維が豊富です。
透明で光を屈折する役割があります。

 

・中膜(ブドウ膜)

中膜に分類されるのは脈絡膜・網様体・虹彩があります。
中膜は血管が豊富で、眼球をぶどうに見立てると中膜は黒くあたかもブドウ膜のように見えます。
そのため「ブドウ膜」という名前が付きました。
外部からの光を遮り目に栄養を与える役割があります。

 

脈絡膜(みゃくらくまく)

血管と色素に富み主に網膜の栄養を司ります。
さらに強膜を通過してくる光を吸収して遮る役割があります。

 

網様体(もうようたい)

 

脈絡膜の前端は網様体という組織になります。
内部構造は網様体小帯という帯のようなものと、筋肉があります。
小帯が水晶体に付きます。
筋肉(毛様体筋)の収縮と弛緩により、網様体小帯は伸び縮みします。
この作用によって水晶体の厚みを変化させ、遠近調節の役割を担っています。

 

虹彩(こうさい)

 

網様体から前内方に伸びる組織を虹彩と言います。
目に入る光の量を調節する役割があります。
虹彩には瞳孔括約筋と瞳孔散大筋があります。
瞳孔括約筋は目に入る光の量を少なくします(縮瞳)。
瞳孔散大筋は目に入る光の量を多くします(散瞳)。

 

・内膜(網膜)

 

眼球の一番内側にある膜を網膜といいます
網膜は光の強さ・色を認識する細胞が多く集まっています。
特に網膜の中心窩にある黄斑部は、ものを明瞭にみることができます。
後方には視神経が脳へと出ていて、この部を視神経円板と言い、視覚の盲点になる場所です。

 

・眼房水

角膜と水晶体の間は眼房と呼びます。
その間を満たしているものを「眼房水」と言います。
眼房水は虹彩を境に前側(角膜側)を前眼房、虹彩の後側(水晶体側)を後眼房と言います。
角膜や水晶体硝子体には血管がないため、この眼房水が栄養を担っています。
眼内圧とは眼房水による圧のことを言います。

 

・水晶体

瞳孔の後ろにある大量に水を含んだ柔らかく弾性のある組織です。
光を屈折させ網膜に点の状態で光を集める役割があります。
さらに紫外線カットする役割もあります。
毛様体筋によって形を変え、遠近の調節も行います。
水晶体は常に細胞が生み出されるため、中心に密集し固くなります。
すると水晶体は大きく固くなり老眼の原因にもなります。

 

・硝子体

硝子体は99%が水でできています。
硝子体は目の球形を保つ・網膜を保護するクッションの役割があります。

 

3.飛蚊症の症状

 

 

 

 

見え方は様々です。
それは目の中にある浮遊物の形や内容物によるものによって変化します。
飛蚊症とは病名ではなく症状名です。
何故飛蚊症が起こっているのかという原因を治療しないといけません。

 

4.飛蚊症の原因

 

飛蚊症の原因は生理的なもの・病的なもの・先天的なものに分けられます。

 

◆生理的なもの

 

・硝子体の正常な構造物によるもの

老化とともに硝子体の中に線維や細胞成分が浮遊し、飛蚊症状が出ることがあります。

 

・後部硝子体剥離

近視・打撲などによって硝子体は変化し、しぼむことがあります。
すると網膜と硝子体の間に隙間ができます。
これを後部硝子体剥離と言います。
突然症状が現れることが多いです。

 

◆病的なもの

 

・網膜剥離・網膜裂孔

硝子体と網膜が強く癒着している状態で後部硝子体剥離が起こると網膜も一緒に剥がれてしまいます。
すると網膜に裂孔(裂け目や穴)ができます。
これを網膜剥離・網膜裂孔と言います。

裂孔が起こると網膜と硝子体の間に液体が流れ込んだり、網膜から出血が起こります。
すると飛蚊症の数が急激に増え始めます。

 

・硝子体出血

網膜に伸びる血管がなんらかの理由により断裂し出血すると硝子体内に流れ込みます。
これを硝子体出血と言います。
硝子体出血が起こると「液体を流したような黒い影」が発症します。
しかし血液は時間が経てば吸収されるため症状は治まります。
硝子体出血がなぜ起こったのかを調べなければいけません。

 

・ブドウ膜炎

中膜の部分で説明したようにブドウ膜とは脈絡膜・網様体・虹彩のことを言います。
これらの組織に炎症が起こることをブドウ膜炎と言います。
炎症が起こると血液が硝子体に流れ込みます。
すると目の充血・飛蚊症・かすみ目などの症状が起こります。

 

◆先天的なもの

生まれる前は目の中(硝子体)に血管があります。
通常なら生まれる前に吸収されます。
しかしこの血管が残ってしまうことがあり、それを飛蚊症状として認識します。
特別視力が落ちない限り経過観察となります。

 

◆その他

・目の怪我
・目の腫瘍
・糖尿病などの基礎疾患がある場合
など原因は様々です。

 

5.飛蚊症の検査と診断

 

◆散瞳眼底検査

目薬で瞳孔を大きくし(散瞳)、眼球内を調べる方法です。

 

◆視力検査

目がどの程度見えているか視力を検査します。

この他にも眼圧や視野検査など必要に応じて検査します。

 

6.飛蚊症の一般的な治療

 

飛蚊症は症状の1つで病名ではありません。
原因によって治療方法は異なります。
病的なものによる飛蚊症であれば手術なども行います。
生理的なものであれば治療せず経過観察となります。

 

7.飛蚊症の鑑別

 

飛蚊症は症状の1つなので、原因を調べることが大事です。
視野が欠ける・強い光が見えるなどの他の症状がある場合は検査が必要です。

 

8.飛蚊症の予後と後遺症

 

生理的なものであれば生活に支障はでますが基本経過を観察します。

しかし病的なものであればその原因によって手術となる場合もあります。

 

 

関連記事:

飛蚊症が改善した理由【難治性症状の治し方の入り口】

 

 

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