an's diary 杏の日記
6.162017
都島 杏総合治療所の所長は「患者さんの『カラダ』を診て治療します」
都島の鍼灸院、杏総合治療所の研修生しょーじです。
今日のタイトルは「当たり前やん!」と突っ込まれそうな内容となっておりますが、
これが実はそんなに当たり前の話ではないのが残念な話です。
6月13日の日経メディカルで、2017年4月に発表された「成人肺炎診療ガイドライン」についての記事が上がっていました。
タイトルは「どうする?『治療しない肺炎』の診療」というもの。
新しい「成人肺炎診療ガイドライン」のポイントとして、
繰り返す誤嚥性肺炎や、終末期の肺炎に対して、「積極的な治療を差し控える」という選択肢が示された点です。
これは、「高齢者の繰り返す肺炎は、抗菌薬による治療よりも全身状態で予後が決まる──。」
というここ数年の報告が相次いだことによります。
さらに高度認知症のある肺炎発症例を対象とした観察研究では、
抗菌薬を投与することによって、生活の質が下がる
という報告されているとの事です。
このようなことは、研究・報告されるまでもなく、医療系の者であれば、肺炎のしくみ・人体のしくみを考えれば、
当たり前のことなので、正直このような記事が出ることに驚いています。
もちろん、所長もずっと言っていたことです。
しかし、(患者さんにとっては当たり前のことかも知れませんが、)
患者さん(素人)は世間の情報やお医者さんという権威に振り回されることが多いようです。
たとえば、最近使用が制限されるようになった「デパス」という睡眠薬。
これは、デパスの副作用として、認知機能の低下やせん妄などの症状が出ることが報告されたためです。
そのため、特に高齢者への服用は中止されました。
多くの医師が高齢者に「安全」と説明してデパス(睡眠薬)を処方していたとき、
「その薬あんまり良くないんじゃないかな」
と所長は10年以上前から患者さんに言っていました。
なぜ所長が分かるのかというと、「患者さんのカラダを診ているから」です。
患者さんのカラダをよく観察していれば、同じ薬を飲んでいる人の傾向が見えてくるので、
正規の研究結果が出るのを待つまでもありません。
医師はガイドラインに従って処方しているので、患者さんの変化に気づきにくいようです。
今回発表された肺炎の治療法しかり、小児のカゼに対するアスピリン系の下熱剤しかり…
所長が以前から疑問に感じて、患者さんに言っていることが、数年~十数年後に世間で言われるようになることは多々あります。
所長が気づいた段階では世間の主流ではないため、攻撃されたり、笑われたりすることも多々あります。
しかし、研修生はみんな知っています。
「所長は患者さんに悪いこと言わない」んです。
患者さんにはなかなか分かりにくいかもしれません。
医師が、論文や薬の効能書きを見て診療しているのに対し、
「所長は患者さんのカラダを診て治療している」
ということだけは、とりあえず覚えておいていただけたらと思います。
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大阪府大阪市都島区にある総合治療院 針灸・整骨 杏総合治療所
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