an's diary 杏の日記, 湿疹
9.162017
顔と手の湿疹(アトピー)の患者さん(61歳女性)
都島の鍼灸院、杏総合治療所の研修生しょーじです。
7月末から手と顔の湿疹で通われている患者さん。
本日、漢方を専門としている医師へ紹介させて頂きました。
杏総合治療所の所長は、主に東洋医学的な治療を行っていますが、患者さんの治癒のためならできることは何でもします。
患者さんを叱ることは日常茶飯事ですし、患者さんにとって無益と判断すれば、治療をお断りする場合もあります。
出来ないことはできないと言いますし、あるものはあると言います。
今回の判断もその一環です。
西洋医学の専門家にも診てもらった方が良いと思えば、紹介状を書く。
これがわが師匠の姿です。
話をもとに戻しまして、湿疹の患者さん。
この方は10数年前から湿疹を患っています。
良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら、その間ステロイドによる治療を行ってきました。
しかし、ステロイド使用中はいったん治まるものの、違うところに症状が出てきたり、やめたら以前よりもひどくなる経験もしたため、
この治療法に不信感を抱くようになったそうです。
そのため、今年の7月末ごろから当治療所にて鍼灸治療を行うようになりました。
初診時に来られた際には、主に顏と手の症状が強く、イメージしやすい言葉で書くとすると、「ただれたような状態」になっていました。
顏の症状は、外に出ることを、手の症状は、手を使うすべての作業を苦痛にさせました。
患者さんはとても疲れ切った状態でした。
しかし、一回の鍼灸治療で、赤みが落ち、その後、治療を重ねるごとにきれいになっていきました。
現在は、顏に関してはいたって普通の感じに見えます。
手の方は半分ほどは改善してきましたが、家事や仕事にはまだ差し障りがあるだろうなーと思える感じです。
手は何をするにも使うもの。
家事などでは水作業も多いことでしょう。
そこで、局所的にステロイドを使ってみてはどうかと提案。
初めから提案してはステロイドに不信感のある患者さんが受け入れてくれません。
そこで、ある程度、症状が軽快して師匠に対する信頼が生まれてからの提案です。
最初からの計画だったのです。
顔はいいですが、手はどうしても日常の使用で摩擦が起きます。
そのため、一進一退を繰り返すだろうと予測していたからです。
ステロイド治療は「対症療法」です。
もちろん対症療法ばかりやっていては今回の患者さんが経験されてきたとおりの経過をたどることになってしまいます。
しかし、それと並行して根本療法となる鍼灸治療を行った場合はどうでしょうか?
患者さんの負担を最小限にして、治癒に向かうことができます。
さらに今回紹介させていただいたのは、所長の信頼する漢方の専門医です。
ステロイドでの対症療法と漢方・鍼灸での根本療法が、この患者さんの今の状態には近道になると考えたのでしょう。
これからどのように症状が変化していくのでしょうね。
私もとても楽しみなところです。
関連記事:
★アトピー性皮膚炎の原因について東洋医学的考察【9歳の女の子】
★アトピー性皮膚炎 小児鍼で息子の肌がツルツルになりました! 【体験談】
★【新潮のツムラの漢方の話】 難しいからマンガで説明するよ!
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
大阪府大阪市都島区にある総合治療院 「湿疹」なら杏総合治療所
谷町線都島駅から徒歩30秒。
JR環状線桜ノ宮駅より徒歩8分。
痛みの原因を根本から治療し、あなたの人生を豊かにします。
◆Webサイト:https://an-sogo.com/
◆お問い合わせはこちら
◆診療時間:平日9:00~12:30・16:00~19:30
※火・木・土曜日は9:00~12:30
◆定休日:日曜
◆住所:〒534-0021 大阪市都島区都島本通2-11-8アベニール1F
◆駐車場:近隣のコインパーキングをご利用ください。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++