出産前後の知っておくべきこと, 妊娠・出産・育児で知っておくべきこと
6.202017
無痛分娩について
最近、「無痛分娩」による死亡や重度障害事例が相次いだ事を受けて、厚労省、日本産婦人科医会が緊急提言を行ったことがニュースでも取り上げられるようになりました。
無痛分娩が登場した当初から、患者さんや知人に相談されることがあった師匠。
しかし、その度に「あんまり良くないと思うよ」と答えていたそうです。
当時は特に目立った事故や悲しいニュースもなかったにもかかわらず、師匠がそのように考えていたのには理由があります。
一番は「自然に逆らう行為であること」だからです。
人類史上、ずっと繁殖が繰り返されてきたからこそ、今の私たちも存在するわけですが、
その中では「無痛分娩」という言葉すらなかったはずです。
このような不自然な治療が登場するたびに、師匠は「医療に関わる者の心構え」の話をしてくださいます。
「この世界は見えるものと見えないもので成り立っている。
人知が決して及ばない部分があるということを分かったうえで、畏れを持って患者さんに接しなければならない。」
この話は医療を提供する側である私たち弟子に話されたことです。
しかし、ある程度の範囲で医療を選択できる現代の日本では、医療を受ける側の患者さんも知っておくべきことではないか思います。
もちろん、本来は助からないはずの命が助かったり、病気でも生活しやすくなったことは医療の進歩と言えます。
しかし、医療は人間が人体(自然)に対して、意図的に介入する行為であり、本来的には不自然な行為です。
もし、本来は不必要と考えられるような人為的な介入によって、何か不具合が起きたら、皆さんは「納得」出来るでしょうか?
自然に沿っていたにもかかわらず、何か不具合が起きた場合の天災と比べて、「後悔」の大きさは同じだと言えるでしょうか?
「この世界は見えるものと見えないもので成り立っている」ということ。
「目に見えないものの中には、人知が決して及ばない部分がある」ということ。
「人知が決して及ばない部分がある」ということは、予想や認識すらできないことがあるということです。
これをふまえた上で、
自ら選択し、どんなことが起こっても十分に覚悟ができているという方でしたら、誰も止めません。
これからも新しい医療がたくさん出てくると思います。
医療は本来不自然なものですが、その中でもまた「自然か不自然か」をよく考えて、選択してみてはいかがでしょうか。
マリア鍼灸院
庄司マリア
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