思春期早発症

思春期早発症【11歳になったので治療終了】

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1.思春期早発症の疑い→経過観察

この女の子は7歳3ヶ月の頃に右胸がふくらんできたため、総合病院を受診。

血液検査にて、女性ホルモン(エストラジオール)が少量分泌され始めていることが分かり、「思春期早発症の疑い」との診断を受けました(思春期早期症は誤り)。

しかし、まだ少量であるため、特に治療は行わず、経過観察となりました。

 

2.刺激過多が原因の一つと推測

7歳6か月になった時、当院を受診されました。

当院では、思春期早発症は「刺激過多」が原因の一つではないかと考えています。

(詳しくはこちらをご参照ください→「当院の思春期早発症の考え方(積算温度理論)」)

そのため、光刺激、音刺激、ニオイ、味、心理的刺激、飲食、睡眠、体力的負荷…などなど。

何か年齢不相応な過度な刺激はないか、初診時には細かくお話を伺いました。

その結果、浮かび上がってきた刺激をセーブすることと、刺激に対応できるカラダづくりとして睡眠の質を上げることが基本的な生活指導となりました。

東洋医学的な治療としては、『心包胃の熱』をさばくことを基本方針として進めていきました。

 

3.10歳8か月で定期検査も終了

来院当時7歳でしたが、3年半、1週間~2週間に一回のペースで治療させて頂き、彼女はもう11歳になります。

当初の主訴である胸のふくらみが進むということはありませんでした。もちろん、初経も来ておらず、発毛もありません。身長も順調に伸びています。

思春期早発症の基準の一つである「10歳6か月以前に月経が発来する」という基準もクリアしているので、治療は終了となります。

 

病院の定期検査での数値(女性ホルモン)も月経が来るような高値にはならず、年齢相応ということで10歳8か月の定期検査を最後に終了となりました。

定期検査のエストラジオール(女性ホルモン)の値を参考に経過を観察していました。

エストラジオールの基準範囲は以下のようになっています。(医歯薬出版株式会社「臨床検査項目辞典」より引用)

  • 男性:15~35
  • 女性(非妊婦):
    卵胞期前期25~85
    卵胞期後期25~350
    排卵期50~550
    黄体期45~300
    閉経後21以下
  • 女性(妊婦):
    10週未満600~3,600
    10~15週800~5,500
    16~20週3,200~20,000
    21~25週8,900~27,000

 

4.定期検査での女性ホルモンの経過

下記は7歳3ヶ月から経過観察が終了した10歳8か月までの定期検査の数値です。

※エストラジオール(pg/mL)の数値は6~10歳の女児の場合は【10以下】、

初経前思春期9~13歳の場合は、【10~55以下】が理想とされています。

『8:00 a.m. における典型的なホルモン値 Root AW, Endocrinology of puberty, J Pediatr 83:1, 1973』より

 

 

来院時(7歳6か月)

7歳3ヶ月:15

7歳8か月:5.3

8歳3か月:6.5

8歳8か月:5以下

8歳11か月:7.8

9歳3ヶ月:9.8

9歳9か月:32.9

10歳3ヶ月:8.7

10歳8か月:6.7

 

9歳9か月の検査にて32.9という数字が出て、医師から一度ホルモン治療をすすめられました。

しかし、「少し早いが病的ではない」とも言っていたため、お母さんはホルモン治療を保留しました。

その後、正常範囲内に治まってきたのは見ての通りです。

 

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