an's diary 杏の日記
5.202017
「謙虚」とか「流れ」とかの話
都島の鍼灸院、杏総合治療所の研修生しょーじです。
先日、よしもとばななの『王国』という本を読みました。
よしもとばななは確か中学生か高校生のころ読んだきり…
その当時の私には難解でよくわからなかったので、敬遠していました。
久しぶりに読んでの感想。
面白かった!!
風景はもちろん、人のしぐさや心の動きの描写まで細かく、最初はとても読みにくかったです。
しかし、どんどんはまり込み、一気に読んでしまいました(^_^;)
この本の中に、「謙虚」と「流れ」というキーワードが出てきます。
特に以下のセリフは印象的でした。
自分のせいだというふうにだけは,思ってはいけないわ。そう思っている限りは自分が当ててやったという気持ちにも,いつかはなるということだからね。そういう気持ちの芽を持ったままでいると,必ず謙虚さは傲慢の裏返しになってしまうから。大切なのは,誰か大きな存在が自分に授けてくれた情報を,自然に,流れるように,自分を消して流れるままにしておくことなのよ。
p.55 「王国 ー その1 アンドロメダ・ハイツ」よしもとばなな著
これを読んで、所長が言いたかったことが少しわかったような気がしたのです。
治療もまったく同じで、「自分が治してやった」とか「自分のせいでこうなった」とかいうのは傲慢である。と。
「川に石を一個投げて、流れが変わる場合もあるし、変わらない場合もある。自分が動いたから、もしくは動かなかったから、未来が変わったかも知れない、変わらなかったかもしれないとか考えるのは謙虚さが足りない。」
「俺らはただのパイプにならなあかん。自分の価値観とか考えとかを出来るだけ入らないようにして、大宇宙の、先人たちの智慧を目の前の患者さんに施すだけや。もちろん確立を上げるために努力は怠ってはいけないが。」
こんなふうに所長は話してくださいました。
中高生のころ、全くわからなかった小説を面白いと感じ、ちょっとだけ考えられるようになってるのはありがたいことです。
すぐに調子に乗るしょーじは、この「謙虚」とか「流れ」とかいう話を忘れないようにしたいと思ったのでした。
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