an's diary 杏の日記
5.172017
都島の鍼灸院 杏総合治療所の研修生は「東洋医学と結婚します」
都島の鍼灸院、杏総合治療所の研修生しょーじです。
このタイトルをもし、うちの両親が見たら、さぞ悲しむことでしょう…(^_^;)
違うんです!
これは昨日の話題なのです。
ある研修生に所長は「お前は東洋医学と結婚してない」と言いました。
この言葉は何度か聞いたことがある…と思ったのですが、
すぐに理解することは出来ませんでした。
「東洋医学と結婚してない」とは「東洋医学にどっぷり浸かっていない」
という意味です。
「東洋医学は実学」ですから、生活に生かしてなんぼのものです。
「カラダはもちろん、自然現象、政治、人の感情や生活の営み…あらゆることを東洋医学的にどのように説明し、実践できるか。
これは東洋医学をきちんと理解していれば、できること」
…のようだ。ということがなんとなくわかってきたような気がしているだけの東洋医学の理解発展途上のしょーじです。
東洋医学が敬遠される一つの要因として、「コトバが難解」という点が挙げられると思います。
実際、私も学生時代ツボ一つ一つの名前はもちろん、東洋医学独特のコトバや概念には苦労しました。
…というか、全くわからなかったので、試験用に暗記しただけでした。
先生に質問しても、納得いく答えをくれる先生は皆無…。
学生時代は多くの先生、名人と言われる先生方にもお会いしましたが、全く分からず、
卒業したら、違う仕事を探そうと考えていました。
しかし、ギリギリで出会ったのが所長です。
私のどんな質問にも論理的に、例を用いながら分かりやすく、答えてくれた先生は初めてでした。
なので、いまだにあきずに鍼灸師をさせて頂いているわけですが…(笑)
普段使っているコトバの概念のことなんて考えたこともないかもしれませんが、
コトバの概念はそのコトバを使った事例にたくさんあたった結果、出来上がっていったものです。
たとえば、私は山形出身で、大阪に住んで10年になりますが、
いまだに使い方がよくわからないのが、「いちびり」。
調子に乗ってる子供のこと…?「いきってる」とは違うらしい…
そして、いまだになじめないのが「ツレ」。
ただ単に「友達」の事をいうらしいが、私はちょっと嫌な感じがする…
逆もあります。
ふいに出る山形弁…「やばちッ!」
これを山形以外の方に説明するとなると、なかなか難しい…
「汚い」でも、「冷たい」でもなく、適切な表現が見つからないのですが、一番伝わりそうなのは使用場面です。
「うわっ!!なんか濡れた!!」って時に、
反射的に「わっ!やばちっ!!」と言ってしまいます(笑)
このようにコトバにはニュアンスというものがあります。
東洋医学のコトバも同じで、聞きなれないがために敬遠しがちですが、
ただ単にそのコトバが使用される場面にたくさん立ち会っていないだけなのです。
だから概念が出来上がらない。
だから使いこなせない。
私が「いちびり」を使えないのと同じように…
東洋医学と結婚するというのは、東洋医学にどっぷり浸かること。
残念ながら、東洋医学にどっぷり浸かれる場所が少ないのですが、
少なくとも杏総合治療所では浸かることができます。
そういえば、私も研修初期は宇宙人たちの中にいるような気分でした(笑)
わけのわからないコトバが飛び交っていて…(笑)
気滞がどうとか、あの人は心脾だとか、腎虚の顔とか、死相がどうとか…
何もかもが宇宙語でした(^_^;)
杏総合治療所に研修に来て、東洋医学と触れ、生活にそれを活かすことが出来るようになるのが、
東洋医学との結婚状態なのではないかと今は思っています。
まだまだ別れたくないな(笑)
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