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突き指で起こるマレットフィンガー(ハンマー指)の症状・原因・治療まとめ

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1.マレットフィンガーとは

つき指などをした際に、指のDIP関節(指の第1関節)が曲がって、完全伸展ができなくなる屈曲変形の事をいいます。

野球やバスケ、ソフトボール球技に多く、右手の方が多く発生します。

マレットフィンガーは骨性マレットと腱性マレットの2種類あります。

指を伸ばす伸筋腱が断裂し、骨折を伴わないDIP関節の屈曲変形の事を腱性マレット指と言います。

もう1つは、伸筋腱の付着部である末節骨の関節内骨折を起こす骨性マレット指があります。

・症状

DIP関節が腫れ、痛みを伴い、自動での伸展は不能になります。

指のDIP関節が曲がって、完全伸展できないマレット指という変形が見られます。

・原因

野球やバレーボールなどの球技中に、突き指という形で発生するものが多く、日常的に多くみられる外傷の一つです。

・治療

腱性マレットであれば、固定装具を用いての保存療法を選択します。

骨性マレットは固定が困難で、変形治癒する事が多いので手術の適応です。

・後遺症

受傷後早期に適切に治療すれば後遺症を残すことなく治癒します。

放置されるとDIP関節の屈曲変形が残り、手指の機能障害を残すことがあります。

 

2.マレットフィンガーの症状

◆外観の変形

指のDIP関節が屈曲変形するマレット変形が見られ、自動での伸展が不能となります。

骨性マレットで骨片が大きい場合は、遠位骨片が掌側に亜脱臼する事もあります。

◆指先の痛み

指のDIP関節部に痛みが出現しますが、軽微なこともあります。

◆指先の腫脹

指のDIP関節を中心に腫れが出現します。

受傷直後でも、軽微な場合もあります。

◆可動域制限

指のDIP関節が屈曲変形し、指先を伸ばすことが出来なくなります。

物を握ると痛みが増し、場合によると物を握ることが出来なくなります。

 

3.マレットフィンガーの原因

野球、バスケットボール、バレーボール、ハンドボールなどの球技系スポーツに多く、指先にボールが当たる突き指で受傷します。

指先のDIP関節を強制屈曲させる外力が加わる事により、末節骨背側に付着する伸筋腱が断裂する腱性マレット。

末節骨が伸筋腱に牽引され裂離骨折を起こす、骨性マレットに分類されます。

マレットフィンガーには、骨折を伴うものと伴わないものがあります。

【引用文献:柔道整復学・理論編 改訂第5版】

 

4.マレットフィンガーの検査と診断

4ー1.触診・視診

捻挫に間違いやすく、転位が軽度の場合は腫れもそれほど著明でないため圧痛部位の確認が重要です。

捻挫や靭帯損傷の症状と、裂離骨折の症状とは類似し鑑別が困難であり、レントゲン撮影が必要です。

4ー2.画像検査

レントゲンにて骨折や転位の有無を検査します。

CTやMRI検査を用い診断する事もあります。

 

5.マレットフィンガーの一般的な治療

骨折の有無で治療法が異なり、腱性マレットであれば、徒手整復後にギプス固定を行います。

早期に固定を除去してしまうと屈曲変形が残存してしまうので、適切な固定期間が必要です。

骨性マレットでは、関節内骨折のため、正確な整復と固定が必要で、屈曲変形を生じやすいので、手術の適応が多いです。

5ー1.骨折の整復

患指の中節部遠位を母指と示指で強くはさみ、両指を末梢に滑らせながら、母指で骨片を圧迫し、示指で末節部を過伸展して整復します。

5ー2.保存療法

◆固定

MP関節軽度屈曲、PIP関節90度屈曲、DIP関節を過伸展位でアルミ副子や専用の装具を用いて約6〜12週間ほど固定します。

装具療法では、患者が確実に装具を装着して固定を持続できるか否かによって治癒期間が左右されるため、装具装着の指導が重要です。

◆運動療法

固定が除去次第、徐々に指を使用しながらゴムボールやチューブなどを用いて機能回復を図ります。

5ー3.手術療法

◆内固定術

骨性マレットや転位が大きい場合など、整復位の保持が出来ない場合は、鋼線を用い骨折部を繋ぎ合わせる内固定術を行います。

 

6.マレットフィンガーと間違いやすい疾患

突き指は日常的に見られる外傷の一つで、捻挫や靭帯損傷が大半を占めます。

しかし、指先が伸ばせなくなったりした場合はマレットフィンガーの疑いがあるので、注意が必要です。

◆DIP関節捻挫、亜脱臼

腫れが軽度な場合は、捻挫や亜脱臼と間違いやすく、圧痛部位の確認が必要です。

◆末節骨、中節骨骨折

突き指することにより、指先の骨にヒビが入る事もあります。

 

7.マレットフィンガーの予後と後遺症

受傷後早期に適切に治療すれば予後は良いが、放置されると屈曲変形が残存し、手指の機能障害を残す事もあります。

装具装着期間が長期に及ぶため、装具の圧迫により皮膚の壊死を生じることがあるため、フェルトを当てたり装具の変更などが必要です。

 

 

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