不妊

陽萎(ED)の原因による分類と対策【東洋医学タイプ分類】

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1.陽萎(ED)とは?

陰茎の勃起不全あるいは勃起が持続しないために性交ができないことを指し、「ED (Erectile Dysfunction)」に相当します。
老人で性機能が減退するのは生理的な現象であり、病気ではありません。
東洋医学では64歳が一応の目途とされています。
「陽萎」と「早漏」は異なり、違いは以下の通りです。

陽萎:勃起が不全であるために性交ができない。
早漏:性交時に勃起するが、すぐに射精してしまい、勃起が持続しないために正常な性交ができない。

病状は早漏の方が軽症で、陽萎の法が重症です。
早漏が慢性化すると、陽維に移行する可能性があります。
参考記事として、こちらもご覧ください→早漏の原因による分類と対策【東洋医学タイプ分類】

 

2.分類

東洋医学的には陽萎(ED)を以下の4つのタイプに分類して、治療や養生指導を行っていきます。
自分がどのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。

 

2-1.腎陽虚タイプ















 

2-2.心脾両虚タイプ

心脾両虚タイプの中でも2つに分かれる、或はその両方であるタイプがあります。

①心脾気虚









 

②心脾血虚







 

2-3.驚恐傷腎タイプ






 

2-4.湿熱下注タイプ



 

3.解説とワンポイントアドバイス

3-1.腎陽虚タイプ

【解説】
性欲過度によるセックスの過剰、先天的に虚弱体質者の性交、少年の手淫過多などによって、
東洋医学でいう「腎気」と言われるエネルギーが消耗したために起こる陽萎(ED)です。
特徴は腰や膝がだるい、耳鳴り、脱毛、歯のぐらつき、などの症状と、手足の冷え、寒がるなどの冷え症状を伴うことです。

 

【ワンポイントアドバイス】
セックス過多、手淫過多に心当たりのある場合は控えるようにしましょう。
簡単に言うとエネルギー不足になっていることが原因です。
これを補うには睡眠が最も重要です。
遅くとも23時には寝るように心がけてください。
食べ物は、根菜類、黒いもの、粘るものがおすすめです。(ヤマイモ、黒ゴマ、納豆など)

 

3-2.心脾両虚タイプ

【解説】
心配事や過度の思慮によって、東洋医学でいう「脾(ひ)」のはたらきが低下したために起こる陽萎(ED)です。
脾のはたらきが低下すると、消化器系の働きが落ちます。
すると、栄養やエネルギーが十分に消化吸収されなくなります。
そのため、このタイプの方は陽萎(ED)と共に、食欲不振、泥状便などの消化器化粧饒を伴うことが特徴的です。

 

【ワンポイントアドバイス】
胃腸に負担をかけないようにすることが大切です。
食べ物は生ものや冷たいものは避けるようにしてください。
よく火を通したものをよく噛んで食べるようにしてください。
そして、手足をよく動かして運動しましょう。
東洋医学では手足をよく動かすことによって、消化器系のはたらきが強くなるとされています。

 

3-3.驚恐傷腎タイプ

【解説】
精神的緊張によって起こる陽萎(ED)です。
特徴は、びくびくして不安で驚きやすく、性交時になると、不安と焦燥の為に勃起しなくなりますが、普段は勃起します。
慢性化すると、腰がだるい、手足の冷えなどが生じ、腎陽虚タイプの陽萎に進行していきます。

 

【ワンポイントアドバイス】
カラダを鍛えてみてください。
東洋医学には『心身一如』という言葉がありますが、「ココロとカラダはひとつ」という意味です。
ココロとカラダは互いに影響し合います。
「びくびくしないようにしよう!」といくら意識しても難しいものです。
ですから、カラダを鍛えることによってココロを動かしてみるのです。

 

3-4.湿熱下注タイプ

【解説】
肥満していて、カラダの中に余分な水分が多い人が脂っこいものやお酒を多食多飲することによって起こる陽萎(ED)です。
普段から余分な水分が多い人がそのような食生活をすることによって、さらに水分が多くなるとともに、余分な熱も多くなります。
それが陰部に影響して起こります。
特徴は陽萎(ED)とともに、足が重だるい、陰部の発汗およびかゆみや痛み、尿が濃く少ないなどの症状を伴うことです。

 

【ワンポイントアドバイス】
脂っこいもの、味の濃いもの、お酒の多食多飲は控えるようにしましょう。
キュウリやスイカなどの瓜類はカラダの中の余分な水分と熱を取り除く働きがあります。
ハトムギ茶も同じような作用があるため、食事や生活に取り入れるようにしてください。

 

4.まとめ

皆さんはどのタイプだったでしょうか?
今回のチェックでは大まかに自分がどのタイプなのかお分かりいただけたのではないかと思います。
しかし、細かな正確な体質分類は専門家でなければできませんので、お近くの良い鍼灸院をお選びください。

また、各タイプ別のワンポイントアドバイスはタイプが正確に決定できてこそ効果があります。
このワンポイントアドバイスによって症状が悪化したなどの場合、当サイトでは一切責任を負いかねますので、ご了承ください。

 

参考文献:
中医研究院 趙金鐸(1987)『症状による中医診断と治療 上巻』神戸中医学研究会編訳,燎原書店.

 

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