頭痛

偏頭痛の原因による分類と対策【東洋医学タイプ分類】

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1.偏頭痛とは?

片側性の頭痛を言います。
比較的頑固で、簡単には治りにくいものが多いです。
また、通常の頭痛と明確に区別できないことがので、「頭痛」のページも参考にしてください。

 

2.分類

東洋医学的には偏頭痛を以下の3つのタイプに分類して、治療や養生指導を行っていきます。
自分がどのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。

2-1.肝陽上亢タイプ










 

2-2.血瘀タイプ




 

2-3.寒飲タイプ








 

3.解説とワンポイントアドバイス

3-1.肝陽上亢タイプ

【解説】

感情の抑うつや欲求不満により、カラダに熱が生じることによって起こる偏頭痛です。
感情や情緒の変動によって悪化することが特徴的です。
その他、めまい感、イライラ、睡眠障害などの症状を伴います。

 

【ワンポイントアドバイス】
ココロをコントロールすることはとても難しいものです。
ですから、カラダを動かすことよって代償しましょう。
発散することが大切ですので、運動後にスッキリとするような自分に合った運動を見つけましょう。

 

3-2.血瘀タイプ

【解説】
感情の抑うつや経過の長い病気によってカラダのめぐりが悪くなります。
すると、東洋医学で「血瘀(けつお)」といわれる状態になります。
これは血液が凝滞して通じなくなった状態を指します。
痛みの性質は刺すような痛みで、痛みの部位が変わらないことが特徴的です。

 

【ワンポイントアドバイス】
症状のない時にはカラダをよく動かしましょう。
症状が出ているときにカラダを動かすと、悪化する場合もありますので、控えるようにしてください。
ティースプーン1杯程度のベニバナ油が効果的な場合があります。

 

3-3.寒飲タイプ

【解説】
冷えによって、カラダの中に余分な水分が多くなって生じる偏頭痛です。
特徴は頭が重く痛み、めまいがしたり、食欲不振や胃痛、水様物の嘔吐などの胃腸症状が見られることです。

 

【ワンポイントアドバイス】
冷えによって水分代謝機能が落ちています。
ですから、冷たいものや生ものは控えるようにしてください。
よく火を通した温かい消化の良いものを食べるようにしましょう。
手足をよく動かして、運動してください。
それによってカラダが温まりやすくなるのと同時に、消化器系も強くすることができます。

 

4.まとめ

皆さんはどのタイプだったでしょうか?
今回のチェックでは大まかに自分がどのタイプなのかお分かりいただけたのではないかと思います。
しかし、細かな正確な体質分類は専門家でなければできませんので、お近くの良い鍼灸院をお選びください。

また、各タイプ別のワンポイントアドバイスはタイプが正確に決定できてこそ効果があります。
このワンポイントアドバイスによって症状が悪化したなどの場合、当サイトでは一切責任を負いかねますので、ご了承ください。

 

参考文献:中医研究院 趙金鐸(1987)『症状による中医診断と治療 上巻』神戸中医学研究会編訳,燎原書店.

 

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