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胸が痛い・背中が痛い・脇腹が痛い【肋間神経痛】症状・原因・治療まとめ

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1.肋間神経痛について

肋間神経痛とは、病名ではありません。
「肋間神経に沿って痛みの出る症状」を指す言葉で、症状に付けられた名前です。
肋間神経とは肋骨に沿って走る神経のため、痛みは肋骨に沿って背中、わき腹、胸などに現れます。

原因は外傷や病気によるもの、ストレスなど様々です。
原因が解明されていないものもあります。

一般的な治療では、痛みを抑える対症療法が中心となりますが、骨折などの原因があればそれに対処した治療をします。
痛みが長引く場合、肋間神経痛に似た症状で狭心症などの病気の場合もあるので注意が必要です。

 

2.肋間神経痛の症状

◆肋間神経に沿った痛み

背中、わき腹、胸などに痛みを感じます。

痛みの種類は
・チクチク刺すような痛み
・鈍い痛み
・張った様な痛み
など様々です。

症状は通常片側のみで、左側に見られることが多い傾向があるとされています。

痛み方や症状の感じ方は人それぞれです。突然、痛みが一瞬だけ走り治る場合もあれば、数分間痛みが続く場合もあります。
痛みは呼吸やくしゃみ、咳、背伸びやカラダをひねるといった何気ない動作でも起こります。

 

3.肋間神経痛の原因

肋間神経痛とは症状名のため、その原因は外傷や病気によるもの、ストレスなど様々です。
原因が解明されていないものもあります。
帯状疱疹や変形性脊椎症など原因が明らかなものを「症候性肋間神経痛」、原因不明のものは「特発性肋間神経痛」と大きく分類されています。

3-1.外傷

事故やぶつけたりなどで肋骨を痛めた場合に見られます。

3-2.絞扼神経痛

肋間神経は肋骨の間を通っています。そのため周囲の骨や筋にはさまれて感覚神経が刺激されることで起こるとされています。
姿勢を変えた時やカラダをねじる動作をした時などに痛みが生じます。

3-3.帯状疱疹

帯状疱疹ウイルスとは、小児の水ぼうそうの原因ウイルスです。
子どもの時に水ぼうそうにかかると、治った後も三叉神経や脊髄神経の神経節に帯状疱疹ウイルスは潜伏します。
それが、過労や体調不良、ストレスなどカラダの免疫機能が低下した時に再び活動し始め、肋間神経痛や発疹、水疱などを起こします。

3-4.感染症

帯状疱疹ウイルス以外にも、コクサッキ―ウイルス、風邪などでも起こる場合があると言われています。

3-5.内臓疾患に伴うもの(関連痛)

狭心症、胸膜炎、胃潰瘍など、肋骨内にある心臓、肺、胃、肝臓、膵臓などの内臓疾患に伴って肋間神経痛が起こる場合もあります。

3-6.がん

肺がんが肋間神経を浸潤する場合、またはがんが脊椎骨へ転移し増殖することで脊髄圧迫などが起こる場合に見られます。

3-7.骨折、脱臼

骨折、脱臼に伴い肋間神経が障害されることで起こります。

3-8.骨粗しょう症

骨密度が低下したり、骨質が悪くなることで骨が弱くなり、骨折しやすくなります。

3-9.椎間板ヘルニア

椎間板の外側の線維輪に亀裂が入って、中央の髄核がはみ出して神経組織を圧迫した状態をいいます。

3-10.変形性脊椎症

脊髄のひとつひとつの椎体の間でクッションの役割をしている椎間板が、加齢によって変性した状態を言います。
椎間板が変性すると骨棘が形成され、変形が進むと可動域制限や慢性の痛み、まれに神経根症状が現れる場合もあります。

3-11.側弯症

脊椎が側方(横方向)に曲がり、ねじれる疾患です。それに伴って肋間神経が障害されると起こります。

3-12.脊椎や肋骨の腫瘍

脊髄や肋骨の腫瘍のよって肋間神経が圧迫される事で起こります。

3-13.ストレスなど

交感神経の働きにより筋が緊張し、肋間神経を圧迫すること等が原因ではないかと言われています。

 

4.肋間神経痛の検査と診断

一般的には
・胸椎のレントゲン
・MRI
・CT
などで骨折や骨の変形、骨髓腫瘍の有無などを確認されます。

それで異常が見つからなかった場合、他の疾患の可能性を考え

・胸部レントゲン
・心電図
・血液検査
・超音波検査
・内視鏡検査

などが行われる場合もあります。

 

5.肋間神経痛の一般的な治療

一般的には痛みを抑える対症療法が中心となりますが、原因によって治療もそれぞれです。

◆消炎鎮痛剤

ぬり薬、湿布、内服薬などで痛みをおさえます。

◆固定

骨折などが原因の場合は肋骨を固定するためにベルトやさらしなどが使われます。

◆神経ブロック

消炎鎮痛剤などが効かない場合、局所麻酔を胸椎に注射します。

◆低周波治療

低周波治療が効果的な場合もあるとされています。

◆鍼灸治療

NIH(米国 国立衛生研究所)の見解として鍼灸療法の各種の病気に対する効果とその科学的根拠、西洋医学の代替治療として効果について有効であると発表されました。
その中に、鍼灸療法で有効性がある病気に神経痛が挙げられています。

(引用:公益社団法人 日本鍼灸師会)

◆漢方薬

漢方薬が有効な場合もあります。

◆抗ウイルス薬の投与

帯状疱疹の場合、発症早期の投与が有効な治療法とされています。

◆手術

腫瘍や脊椎の疾患が原因の場合、手術が必要となる場合もあります。

◆運動療法

軽症の場合、リハビリテーションやストレッチなどが行われる場合もあります。

 

6.肋間神経痛と間違いやすい疾患

・狭心症

血管が狭くなることで、心筋に血液や酸素が送り込めなくなり、胸の痛みが起こります。

・脊椎、肋骨骨折

ティーツェ症候群

原因不明の肋軟骨炎で、深呼吸や体を動かす際に胸の痛みがあります。
20代から40代の若い女性に多い疾患です。

・胸膜炎

胸膜に囲まれた胸膜腔という部分に、胸水がたまる病気です。
最初の頃の症状に胸の痛みを感じます。

・気胸

肺を包む胸膜腔という部分に空気がたまり、息を吸っても肺が広がらなくなってしまう疾
患です。
突然の胸の痛みと息苦しさがあります。

・脊椎カリエス

肺からの結核菌が血液によって運ばれて、脊椎に結核性脊椎炎を起こす疾患です。

・横隔膜ヘルニア

横隔膜に生まれつき、または事故などの外傷によって裂孔(裂けたあな)が空き、そこから腹部臓器が脱出した状態です。

 

7.肋間神経痛の予後と後遺症

肋間神経痛の原因により、予後と後遺症は異なります。
一般的には消炎鎮痛剤の湿布、塗り薬等で様子を見て経過観察し、痛みがなくなれば消炎鎮痛剤も中止し日常生活をおくれるようになります。

 

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