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プロが教える夜泣きの原因と分類と対策【東洋医学タイプ分類】

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1.夜泣きとは?

生後6か月以内の乳児が頻繁に泣くことを指します。
東洋医学では「小児啼哭(しょうにていこく)」と言います。
泣くことは乳幼児の本能で、欲求や苦痛を表現する方法でもあります。
その他、日常的な飲食、起居、衣服などの不適切により泣いているものはこの中には含みません。

 

2.分類

東洋医学的には夜泣きを以下の5つのタイプに分類して、治療や養生指導を行っていきます。
自分がどのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。

 

2-1.脾寒タイプ








 

2-2.心熱タイプ








 

2-3.心血虚タイプ






 

2-4.驚恐タイプ







 

2-5.傷食積滞タイプ






 

3.解説とワンポイントアドバイス

3-1.脾寒タイプ

【解説】
世話が不適切でお腹から冷えが入り込んだために起こります。
夜は健常の場合もカラダが冷えるため、カラダの中に入り込んだ冷えもさらに強いものとなります。
その為、夜間に腹痛が起こり、夜泣きします。
特徴はカラダを曲げたり、うつ伏せになりたがります。
さらに、顔色が青白い、手足が冷たいなどの冷えの症状とおっぱいを少ししか飲まない、泥状便などの消化器系の弱った症状を伴います。

 

【ワンポイントアドバイス】
お腹が冷えないよう気を配ってあげてください。
具体的には衣服や寝具の見直しです。
さらに、お母さんが冷えていると、おっぱいも冷えの性質を持った状態で赤ちゃんに与えることになります。
そのため、お母さんの体調管理も大切です。
生ものや冷たいものの食べ過ぎには注意してください。

 

3-2.心熱タイプ

【解説】
おっぱいを与えるお母さんが香辛料や熱いものの食べ過ぎることによって起こります。
これらの食べ過ぎによって、お母さんのカラダが熱を持つため、おっぱいも熱の性質を持ったおっぱいとなります。
すると、赤ちゃんも体調も熱の多い状態に傾きます。
その余分な熱が東洋医学でいう「心(しん)」に作用してしまいます。
その結果、普段から機嫌が悪く、体動が多くなり、明かりを診ると、泣き方が激しくなります。
さらに顔が赤い、尿が濃い、便秘などの熱症状を伴います。

 

【ワンポイントアドバイス】
お母さんの食べ物の見直しを行いましょう。
カラダを温めようと思って、ショウガばかり食べているなどないでしょうか?
基本的には季節のものをバランスよく食べるようにしてください。
大雑把に言って、北の物、冬の物は温める作用を持つ食べ物が多いです。
さらに、タラの芽などの先っちょのものやピーナツなどの種も熱の性質のものが多いですので、食べ過ぎには注意しましょう。

 

3-3.心血虚タイプ

【解説】
東洋医学でいう「心(しん)蔵」は精神活動を司っていると考えます。
そのため、生まれつきカラダの弱い子や病後の消耗などで心蔵が栄養されないと、精神が不安定になり夜泣きが起こります。

特徴は機嫌が悪い、眠りが浅い、顔色が白くつやがないことなどが挙げられます。

 

【ワンポイントアドバイス】
病後の場合は体力を回復させてあげてください。
カラダの弱い子でも、大きくになるにつれて症状はなくなっていく場合も多いです。
大きくなっても睡眠には気を配ってあげるようにしてください。

 

3-4.驚恐タイプ

【解説】
強い驚きや恐怖のために起こります。
特徴は眠っていてもビクッと体動し、突然泣き叫んで涙が多いことです。
少しの物音でもお母さんにしがみついたりします。

 

【ワンポイントアドバイス】
強い驚きや恐怖感の原因を考えて、取り除いてあげて下さい。
人ごみの中に連れて行ったときなどはそのようになりやすいです。
どうしても人ごみに出なければならない時もあると思いますが、その後の2、3日はゆっくり家で過ごすようにするなど工夫してください。

 

3-5.傷食積滞タイプ

【解説】
おっぱいやミルクが多過ぎて、お腹が痛くなることによって泣きます。
特徴は昼夜を問わず泣くことです。声はしっかりと力があり、泣いたり泣き止んだりを繰り返します。
さらにおっぱいを吐いたり、酸っぱいにおいのする下痢をします。

 

【ワンポイントアドバイス】
誤解されているお母さんも多いようですが、赤ちゃんにとっておっぱいはごはんです。
お風呂上がりの水分補給にはお茶や湯冷ましなどをあげるようにしてください。
また、泣き止ませるためにすぐにおっぱいをあげたりしていませんか?
泣いている理由がお腹がすいているわけでない場合にもおっぱいを飲むことがあります。
赤ちゃんの真の訴えを上手に見極められるようになるよう努めてみてください。

 

4.まとめ

皆さんはどのタイプだったでしょうか?
今回のチェックでは大まかに自分がどのタイプなのかお分かりいただけたのではないかと思います。
しかし、細かな正確な体質分類は専門家でなければできませんので、お近くの良い鍼灸院をお選びください。

また、各タイプ別のワンポイントアドバイスはタイプが正確に決定できてこそ効果があります。
このワンポイントアドバイスによって症状が悪化したなどの場合、当サイトでは一切責任を負いかねますので、ご了承ください。

 

参考文献:中医研究院 趙金鐸(1987)『症状による中医診断と治療 下巻』神戸中医学研究会編訳,燎原書店.

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