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本当に治療が必要か?【偏平足】症状・原因・治療まとめ

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1.偏平足について

 

 

偏平足とは足裏にある内側縦アーチ(土踏まず)が何らかの原因によってつぶれることを偏平足と言います。
原因や年齢によって分類が分かれ、
・小児外反偏平足
・症候性外反偏平足
・青年期以降の外反偏平足
に分かれます。
症状は足の内側部に痛みがあったり、変形が進むと足が動かしにくくなったりします。

治療としては足の筋力トレーニングや足底板を用いてアーチをサポートします。
変形の進行が止まらない場合や変形が重症の場合は手術が適応となります。

 

2.偏平足の症状

小児の外反偏平足では症状はほとんどありません。
転びやすいといったこともありますが、偏平足によるものとは一概に言えません。
また、昔から偏平足で青年期になっても偏平足がある場合は症状のないことが多いです。

2-1.痛み

内くるぶしの下方に痛みが起こります。

 

2-2.腫れ

炎症期には内くるぶしの下方周囲に腫れが起こります。

 

2-3.可動域制限

変形が進むと足の動きが制限されます。
歩き方が偏ったりすることもあります。

 

3.偏平足の原因

原因や年齢によって分類されています。

3-1.小児外反偏平足

足部にある関節の弛緩が原因となります。
多くは全身性に弛緩があり、立った際に足部のアーチが潰れてしまいます。

 

3-2.症候性偏平足

症候性とはそのものが原因ではなく、1つの症状として身体に表れている状態をいいます。
症候性偏平足の原因は様々あります。
例えば、脳性麻痺による足にある長短腓骨筋・長母指屈筋などの緊張の増加、
二分脊椎では足を内反(内側に捻る)筋の麻痺により徐々に外反(外側に捻じる)してきます。
精神運動発達遅延では足部の関節弛緩や筋力低下が原因となります。

 

3-3.青年期偏平足

体重の増加や年齢、足にある筋肉の緊張度が上がり、腱の変性や断裂によって偏平足となります。
特に長時間の立ち仕事によって起こることが多いです。
変形が増強すると痛みが起こります。

 

4.偏平足の検査と診断

4-1.視診・触診

立った時の踵の角度やアーチの低下具合をみます。
幼児期では脂肪が多いため偏平足と見間違いやすいです。

青年期では外反母趾を伴っていることが多いです。

 

4-2.画像検査

レントゲンにて検査します。
立位で検査して、踵骨の角度の確認や他の疾患の有無を検査します。
腱の変性や断裂を検査するにはMRIで検査します。

 

5.偏平足の一般的な治療

幼児では成長とともに3~5歳までに、徐々にアーチが形成されていきます。
そのため3歳未満は経過観察が基本です。

5-1.保存療法

◆固定
靴底が硬めの靴や、痛みがある場合はアーチサポートをつけます。
症候性偏平足では変形が進行し痛みや歩容の異常が起こるため原因疾患の治療や足部を積極的に治療します。
初期には靴型装具や足底板で進行の予防を行います。

◆運動療法
全年齢に通じて足の筋肉を強化する運動を行います。
主に足指じゃんけんやつま先立ち、鼻緒のある履物などを推奨します。

 

5-2.手術療法

変形が強い場合や進行している時、不安定感がある場合は手術を行うこともあります。
主に外反筋群の短縮を取り除き延長させる手術や、軟部組織の手術、距骨下関節制動術・固定術などの骨性手術を行います。

 

6.偏平足の鑑別疾患

偏平足は特徴的な見た目のため鑑別は容易です。
しかし、原因となる疾患の特定が重要となります。

6-1.内側靱帯損傷

内くるぶしの下にある靭帯の損傷を内側靭帯損傷といいます。
内側にある靭帯の損傷により靭帯が弛緩すると内側アーチが潰れることもあります。

 

6-2.変形性足関節症

足関節を構成する骨に変形が起こることを変形性足関節症と言います。
内側部に痛みが起こることがあり、鑑別が必要です。
また、偏平足は足部の変形によっても起こるため、併発していることもあります。

 

7.偏平足の予後と後遺症

症候性偏平足では徐々に変形が進行するため原因疾患の治療を優先します。
足部も積極的に治療を行い変形の進行を防止します。
放置していると変形や痛み、不安定性が残ります。

小児では経過は良好なものがほとんどのため経過を観察します。
装具治療するものは極めて少ないですが、偏平足が著明で、4~5歳までに自然改善しないものでは矯正靴や足底板を使用します。

 

 

関連記事:

【階段の昇り降りで足首が痛み、腫れる】変形性足関節症の症状・原因・治療まとめ

【骨折になり易い足首の捻挫】足関節捻挫(内側靱帯損傷)の症状・原因・治療

 

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