出産前後の知っておくべきこと

悪露が止まらない!【悪露の異常な持続についての東洋医学タイプ分類】

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1.悪露の異常な持続とは?

産後の子宮、膣からの分泌物である悪露は約20日間で完全に排出されます。
しかし、その期間を過ぎても持続的に排出が見られるものをここでは取り上げます。
東洋医学ではこのような悪露の異常な持続の事を『悪露不断(おろふだん)』と言います。

2.分類

東洋医学的には悪露の異常な持続を以下の4つのタイプに分類して、治療や養生指導を行っていきます。
自分がどのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。

2-1.気虚タイプ






 

2-2.血瘀タイプ



 

2-3.血熱タイプ





 

2-4.陰虚タイプ






 

3.解説とワンポイントアドバイス

3-1.気虚タイプ

【解説】

様々な原因で体力を消耗したために起こる悪露の異常な持続です。
体力の消耗には次のようなことが考えられます。
もともと虚弱体質、産後の体力の消耗が激しかった、出産前後に消化器系の働きが弱くなった、分娩時間が長かった、産後にゆっくり
できなかったなどです。
このタイプは多量の淡い色の悪露が出ることが特徴的です。

 

【ワンポイントアドバイス】

体力を消耗した原因によって養生が異なります。
上記の理由で心当たりのあるものがあればそれをまず改善しましょう。
しかし、どの場合であっても言えることは、栄養のあるものを食べ、しっかりと睡眠を摂ることです。
体力が回復してきたら軽い運動で少しずつ負荷をかけていきましょう。

 

3-2.血瘀タイプ

【解説】

分娩時に出るべき血が出切らなかったことや産後に冷えのカゼをひいたことなどが原因となって起こる悪露の異常な持続です。
汚濁し、肉様物が混ざる悪露であることが特徴的です。

 

【ワンポイントアドバイス】

ティースプーン1杯程度のベニバナ油が効果的な場合があります。
下腹部等に痛みがない時には軽い運動を行うと良いでしょう。
痛みがある場合には痛みが増加することがあるため、運動は避けてください。

 

3-3.血熱タイプ

【解説】

東洋医学では分娩時に毒邪が子宮に侵入するために起こると説明されています。
これは一般的には感染症によるものと考えられています。
このタイプの悪露は明るい紅色あるいは紫色で、粘りとニオイがある事が特徴的です。

 

【ワンポイントアドバイス】

感染症の治療を行ってください。
しかし、産後誰でも感染症を起こすわけではありません。
カラダが弱っている場合は感染症を起こす原因の大きな原因となります。
まずは良い睡眠を摂ることが重要です。
そして、軽い運動を行い、体力をつけて、感染症の起こりにくいカラダを作りましょう。

 

3-4.陰虚タイプ

【解説】

もともとカラダに熱を持ちやすい体質の人が、産後に血(けつ)を消耗することにより、さらに熱を持ちやすくなったために起こる悪
露の異常な持続です。
このタイプの悪露は紅色でうすいもであることが特徴的です。

 

【ワンポイントアドバイス】

睡眠不足すると、カラダに熱を持ちやすくなります。
最低でも23時は寝るようにしましょう。
ご家族の協力も得て、子どもに合わせて生活するようにしてください。

 

4.まとめ

皆さんはどのタイプだったでしょうか?
今回のチェックでは大まかに自分がどのタイプなのかお分かりいただけたのではないかと思います。
しかし、細かな正確な体質分類は専門家でなければできませんので、お近くの良い鍼灸院をお選びください。

また、各タイプ別のワンポイントアドバイスはタイプが正確に決定できてこそ効果があります。
このワンポイントアドバイスによって症状が悪化したなどの場合、当サイトでは一切責任を負いかねますので、ご了承ください。

 

参考文献:中医研究院 趙金鐸(1987)『症状による中医診断と治療 下巻』神戸中医学研究会編訳,燎原書店.

 

 

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