痛み, 膝の痛み

膝の内側の痛み【膝離断性骨軟骨炎】の症状・原因・治療のまとめ

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1.膝離断性骨軟骨炎とは

スポーツなどの繰り返す外力により、骨の先端にある関節軟骨の一部が、下の骨ごと一緒に剥がれ離断します。

離断した軟骨骨片が、膝の関節に挟まったりする事で、膝の違和感や痛みを起こす疾患です。

スポーツをしている10~20歳の男性に多く、膝のほかにも、肘、股関節、足関節にも見られます。

 

引用文献:標準整形外科学 第12版

 

2.膝離断性骨軟骨炎の症状

初期症状は、膝の違和感や脱力感があり、徐々に下記の症状と共に、痛みを生じるようになります。

 

◆膝の痛み

関節軟骨の表面に亀裂が入る事により痛みが出ます。

歩行時や階段の昇り降り時に痛みが出ます。

 

◆関節ねずみ

剥がれた軟骨骨片が、膝関節内を動き回り、引っかかり感などを引き起こします。

 

◆ロッキング

骨軟骨片が膝の関節に挟まると、激しい痛みと共に、膝が急に伸ばせなくなりロックされます。

ロッキングを何度も繰り返していると、膝の変性が進み、膝の変形性関節症を起こしやすくなります。

 

◆関節水腫

膝に炎症が起こり熱感を生じ、膝の中に水がたまります。

 

◆症状が出る場所

症状が出る場所は、大腿骨内側部が85%、外側部が15%の頻度で出現します。

なかには膝蓋骨にも起こる事があります。

 

3.膝離断性骨軟骨炎の原因

成長期に多いのは、成長期の子供は骨や軟骨が柔らかく、軟骨の強度や耐久性が低いです。

スポーツなどの激しい運動による圧迫や、筋肉の牽引力によって、膝の軟骨が耐え切れず剥離、遊離するのが原因です。

 

◆膝離断性骨軟骨炎が多いスポーツ一覧

・ラグビー

・サッカー

・バレーボール

・野球

・バスケットボールなど

スポーツ時に跳躍や捻る動作など、繰り返し膝に外力が加わる事により、軟骨組織が外力に耐え切れずに損傷する場合が多いです。

 

4.膝離断性骨軟骨炎の検査と診断

◆問診、触診

スポーツの種目や運動量、病歴を問診し、触診で膝の腫れやロッキングの有無を確認します。

 

◆X線検査

骨折の有無と骨軟骨片が分離や遊離していないか検査します。

初期には、レントゲンでは分かりにくいので見逃されやすいので、特殊な方向からの撮影が診断に有用です。

 

◆MRI検査、CT検査

骨や軟骨の剥離や病変部位の大きさ、状態などを確認します。

 

5.離断性骨軟骨炎の一般的治療

◆保存療法

10歳前後の成長期で骨軟骨片が遊離せずに安定していれば、膝の安静や松葉杖を使用した免荷歩行(膝に負担をかけないようにする)などの保存療法を行います。

安静や固定によって改善される場合が多いです。

 

◆手術療法

成長期を過ぎた成人や、離断して長期間たった場合、保存療法では骨癒合が進まない場合は、手術により固定します。

離断し遊離した、軟骨骨片が小さいものや変性したものは摘出します。

 

・ドリリング手術

関節鏡下で患部に穴を開けて、あえて出血させることにより治癒を促します。

 

6.膝離断性骨軟骨炎の鑑別

鑑別していくには問診や触診が非常に重要で、下記の疾患との鑑別を要します。

・ジャンパー膝

・タナ障害

・特発性骨壊死

・変形性関節症

 

7.膝離断性骨軟骨炎の予後と後遺症

成長期で骨軟骨片の遊離がなく、安定性が良ければ、サポーターやギプスなどで固定し安静にしていればほとんど治癒します。

スポーツ活動などによる、使い過ぎが原因なので、練習の合間に休憩を入れたり、膝に違和感があれば運動を中止したり、ストレッチなどで柔軟性を上げ、疲労を蓄積させないのが予防となります。

 

 

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