膝の痛み

膝の痛みと腫れ・水がたまる原因【変形性膝関節症まとめ】

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【膝の痛み】痩せた!ダイエット?いいえ、鍼と養生です。

変形性膝関節症 膝の痛み【体験談】

 

1.変形性膝関節症とは

膝関節にある軟骨がすり減り、骨に変形が生じ、痛みや運動制限がおこる病気です。
全国では800万人を超えると推測されており、女性に多い疾患です。
痛みのために運動量が落ち、筋力が低下するため、悪循環になると言われています。

近年では運動器の障害により要介護となったり、要介護になる危険性が高まる状態を「ロコモティブ・シンドローム」といいます。
変形性膝関節症によるロコモティブ・シンドロームも重要視されています。

 

2.変形性膝関節症の症状

症状の程度により以下の分類があります。

◆初期

・関節のこわばり
膝が硬くなり動かしにくい状態になります。
動いているうちに徐々になくなってきます。

・膝内側の痛み
変形性膝関節症では内側の骨や軟骨組織に炎症が起こるため圧痛や動作時に痛みを感じます。

・動き始めるときの痛み
長時間座っていたりすると動き始めに膝に痛みを感じます。

・長時間歩行後の痛み

動作の開始時に痛みを感じ徐々に楽になりますが、長時間に及び負担をかけ続けると痛みが悪化します。

・膝裏の緊張

膝裏の筋肉が突っ張るような症状があります。

・軽度の可動域制限

日常生活には問題ない程度の動かしにくい状態となります。

 

◆中期

・痛みを感じる頻度が多くなる

痛みを感じる頻度が高くなるため運動不足による筋力低下が起こります。
そのためさらに膝への負担も大きくなるため悪循環となります。

・可動域制限の増加

徐々に可動域が制限されるため、正座やしゃがみ動作ができないなどの症状がでます。

・膝周辺の腫れ

炎症時に起こる腫れとは違い、発赤や熱感のない腫れが起こります。

・水が溜まる

関節水腫といって、関節内への負担が持続すると水が溜まります。

 

◆末期

・高度の痛み

日常生活に支障をきたすほどの痛みがでたり、安静時にも痛みを感じるようになります。

・変形が目立つ(O脚)

引用文献:標準整形外科学 第7版

外見的にも変形が確認できます。
O脚と言う状態になり足が内反・屈曲した状態になります。

・高度の可動域制限

曲げ伸ばしができなくなり日常生活での動作に不便を感じるようになります。

 

3.変形性膝関節症の原因

変形性膝関節症は関節内にある軟骨がすり減って骨の変形や痛みが起こります。
しかし変形が起こる理由というのはまだ分かっていないこともあります。
明確な原因のない場合は老化や肥満などの関与もあります。

◆分類

明確な発症理由がなく、他の疾患との関連もない場合には一次性(特発性)変形性関節症に分類されます。
以前に捻挫や骨折などの外傷の経験があったり、痛風や骨が弱くなる病気を持っているかたは二次性(続発性)変形性関節症となります。

 

・一次性(特発性)変形性膝関節症の原因

特発性とは明確な原因不明ということです。
現在考えられる原因をあげていきます。

加齢
老化に伴い膝に負担がかかることで変形を起こし発症すると考えられています。
しかしそれだけでは痛みなどの症状が起こるとは言い切れないので、他の要因とも関係があることが考えられます。

肥満
体重の増加により膝の負担が多くなり変形します。
膝のクッションの役割をする半月板が傷つき変形が進行することが考えられます

筋力の低下
筋力の低下により円滑な膝の運動が行えないために変形が進行することも考えられます。

性別
変形性関節症は女性に多いため、閉経などにより変形が進行することが考えられます。

 

・二次性(続発性)変形性関節症の原因疾患一覧

・スポーツ
・職業関連
・骨折
・感染
・骨壊死
・股関節脱臼
・臼蓋形成不全
・ペルテス病
・骨頭すべり症
・半月板切除後
・関節リウマチ関節弛緩
・出血性素因
・痛風・偽痛風
・破壊性脊椎関節症
・アルカプトン尿症
・ヘモクロマトーシス
・ウィルソン病
・末端肥大症
・副甲状腺機能亢進症
・脊髄癆
・糖尿病
・多発性骨端異形成症
・脊椎骨端異形成症
・その他

以上のように変形には様々な病気から起こるものとそうでないものとがあります。

 

4.変形性膝関節症の診断と検査

◆画像検査

レントゲンにより関節の隙間、変形の度合い、骨棘の有無を確認します。
場合によってはMRIで検査することもあります。

◆関節液検査

関節液の量や色を確認します。

◆圧痛や腫れの有無

多くは膝の内側に圧痛や腫れがあります。

◆膝の可動域

曲げ伸ばしができるかどうかを検査します。

◆O脚変形の有無

末期の変形性膝関節症では外見的にO脚を確認することができます。

 

5.変形性膝関節症の鑑別

変形性関節症には様々な病気により起こる場合があります。
既往歴や他の症状がないか、きちんと説明しましょう。

 

6.変形性膝関節症の一般的な予防と治療

◆保存療法

・薬物療法
抗炎症剤
痛みや腫れを和らげる薬

・運動療法
主に膝周りの筋力強化を行います。
膝を曲げるハムストリングスや、膝を伸ばす大腿四頭筋を主に強化します。

・温熱療法・冷療法
温熱療法は筋肉の緊張を取り除き、冷療法は腫れの強い場合に行います。

・装具・補助具による治療
足底板
偏った重心を矯正する補助具です。

歩行の際痛みがある場合は負荷を減らすために用いられます。
膝サポーター
膝の曲げ伸ばしを制限し負担のかからないようにする装具です。

・注射
ヒアルロン酸注射
関節液に含まれるヒアルロン酸を関節内に注射し、関節の動きを潤滑にしたり、軟骨を保護します
通常は1ヶ月ほど週に一度繰り返し注射を打ちます。

ステロイド注射
ステロイド剤を関節内に注射します。
しかし副作用の問題もあり、多用はしません。

◆手術療法

・関節内デブリドマン
関節内に浮遊している組織や、断裂した半月板の除去、滑膜の除去を行います。
最近ではほとんどが関節内視鏡下で手術が行われます。

・高位脛骨骨切り術
傾いた膝の骨の片側を切る手術です。
まだ骨の変性が及んでいない方に荷重がかかるようにし、負荷を均等にします。

・人工膝関節置換術
末期の変形性膝関節症で高齢の患者さんには人工関節を考慮します。
疼痛を著しく改善することが出来ますが、人工関節の弛みや破損、膝蓋骨脱臼、感染などの危険もあります。

 

7.変形性膝関節症の予後と後遺症

初期の場合は日常生活に支障をきたすこともありません。
しかし末期になるまで放置していると症状は悪化し、日常生活に支障をきたすようになります。
さらに末期では高齢者の割合が高いため、外に出るのが億劫になったり、運動不足にもなるためロコモティブ・シンドロームとなります。
また、運動不足による抵抗力の低下や認知症の発症など様々な病気になりやすくなるため注意が必要です。

 

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