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妊娠中の胸腹部の張り【東洋医学タイプ分類と対策】

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1.妊娠中の胸腹部の張りとは?

妊娠中に胸から上腹部が張って苦しいことで、ひどい場合は呼吸困難・両脇部の痛みが起きる場合もあります。
※上腹部とはおへそより上、みぞおちより下の部分を指します。

 

2.分類

東洋医学的には妊娠中の胸腹部の張りを以下の3つのタイプに分類して、治療や養生指導を行っていきます。
自分がどのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。

 

2−1.胎熱タイプ








 

2−2.肝欝タイプ







 

2−3.脾虚気結タイプ








 

3.解説とワンポイントアドバイス

3−1.胎熱タイプ

【解説】
元々カラダに熱を持ちやすい体質の人が妊娠する事で、胎児を養うために陰血(いんけつ)が不足することで起こります。
陰血とは、カラダに潤いと栄養を与え、さらにクールダウンさせるはたらきを持っています。
このタイプの場合、陰血のはたらきが弱くなることによってカラダの熱がさらに強くなり、お腹が張る、つかえて苦しい、
呼吸が速くなる、両脇部が痛むなどの症状を伴います。

【ワンポイントアドバイス】
陰血を補うには睡眠が重要です。
遅くとも23時までには寝るように心がけましょう!
辛いもの、脂っこいもの、味付けの濃いもの、甘いものも熱をカラダに熱をもちやすいので控えましょう。刺激物も控えめに。

 

3−2.肝欝タイプ

【解説】
日頃からガマンすることが多い人に見られます。
カラダのめぐりが悪くなるため、ため息をつくことが多くなることが特徴的です。

【ワンポイントアドバイス】
お腹の赤ちゃんのためにも、イライラせず心おだやかに過ごせるよう心がけましょう。
軽く身体を動かして、発散させることが重要です。

 

3−3.脾虚気結タイプ

【解説】
胃腸の弱い体質の人によく見られます。
頭が重い、めまい、カラダが疲れやすい、横になりたい、手足に力が入らない、食欲がないなどの症状が特徴的です。

【ワンポイントアドバイス】
生ものや冷たいものなど、胃腸に負担になるものは避けましょう。
ながら食べをしない、ゆっくりよく噛んで食べる、寝る2,3時間前には食事を終えておくことも胃腸に負担をかけないために大切です。
また、よく歩くことはカラダのめぐりも良くなり、胃腸を強くする効果もあるのでおススメです。

 

4.まとめ

あなたはどのタイプだったでしょうか?

はっきりと、「自分はこのタイプ!」と判断できた方は少なかったかもしれません。

なぜなら、本来は「専門家」がさらに多くの問診や「東洋医学」的検査を行い、材料を集めなければ体質を特定できないからです。

しかし、大まかな傾向はお分かりいただけたのではないかと思います。

上記の対策で胸腹部のはりが軽くならない方は鍼灸治療の併用をおすすめします。
ただし、一定レベル以上の「東洋医学の専門家」の鍼灸師をお探しください。
(探し方はこちらをご参考ください→「脈診をしない漢方・鍼灸はするな!」 「赤ちゃんが出来た!妊娠中の良い鍼灸院の探し方」

誤解されがちですが、鍼灸や漢方を使用すれば「東洋医学」ではありません。鍼灸や漢方は道具に過ぎないのです。
特に妊婦さんは、どんなに慎重にしてもし過ぎることは無いと思われます。後悔しないために慎重に、慎重に選んでください。
上記リンクは最低基準です。妊婦が受けてはいけない鍼灸治療を除外するためのものです。

「東洋医学の専門家」と言える鍼灸師はなかなか見つからないかも知れません。
一説によると全鍼灸師の1割に満たないそうです。
酷ですが、見つからないときは諦めた方が安全のためにはマシだと思います。
しかし、きちんと東洋医学的に診察・治療すればこれほど安全な医学はありません。

 

参考文献:
中医研究院 趙金鐸(1987)『症状による中医診断と治療 下巻』神戸中医学研究会編訳,燎原書店.

 

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