目の病気, 神経障害

動眼神経麻痺の原因・症状・治療

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1.動眼神経麻痺とは

何らかの原因によって動眼神経が麻痺することを言います。
主に目の動きの障害・まぶたが落ちてくる・複視(物が二重に見える)などの症状を発症します。

 

2.動眼神経について

 

動眼神経は12ある脳神経の1つで、3番目(第3脳神経核)の脳神経です。
目やまぶたの動き・遠近の調節など目の重要な機能を支配しています。

 

◆動眼神経の走行

動眼神経は脳幹にある中脳から起こります。
脳幹とは脳にある延髄・橋・中脳からなり、生命維持に欠かせない重要な器官です。

動眼神経は大きく分けて二つの線維から形成されています。
運動神経線維・副交感神経線維です。

・運動線維

中脳の動眼神経核から大脳脚の間から上眼窩裂を通り目に分布します。
動眼神経は、以下の筋肉を支配しています。
・下直筋:目を下に向ける筋肉
・下斜筋:目を下に向ける・外方回旋させる筋肉
・内側直筋:目を内側に向ける筋肉
・上直筋:目を上に向ける筋肉
・上眼瞼挙筋:まぶたを上げる筋肉

・副交感神経線維

運動線維と束になり走行します。
目の後方にある網様体神経節という中継ポイントを経由します。
ここから目の毛様体筋・瞳孔括約筋を支配します。

 

◆動眼神経の役割

動眼神経の役割は、

・眼球を動かす
動眼神経以外にも外転神経と滑車神経も眼球運動を支配しています。

・まぶたを上げる

上眼瞼挙筋というまぶたを上げる筋肉を支配しています。

・対光反射

瞳孔括約筋を収縮・弛緩させ光の量を調節します。

調節反射

毛様体を収縮・弛緩させ視界の遠近を調節します。

・輻輳(ふくそう)反射

遠くから急に近くを見る際に両目が鼻側に寄り、瞳孔を散大させます。
調節反射と輻輳反射を合わせて近見反射とも言います。

・網様体脊髄反射

上半身に刺激を痛み刺激が加わると瞳孔が開く
など多くの役割があり、他の神経とも共同して働きます。

 

3.動眼神経麻痺の症状

麻痺の部位や程度によって症状は変化します。
動眼神経が支配している筋肉が麻痺するため、様々な症状がでます。

 

◆まぶたが垂れる

まぶたを上げる筋肉に麻痺が起きるためまぶたが垂れてきます。

 

◆目が動かしにくい

外側以外の3方向(上・下・内)の動きが障害されます。

 

◆外斜視

片方の目が外側を向いたままになります。

 

◆複視

片方の目で物を見ると二重に見えます

 

◆反射の消失

対光反射・調節反射などの反射が消失します。

 

これらの神経支配に伴った症状が起こります。

 

4.動眼神経麻痺の原因

原因は様々です。
脳の障害による麻痺が多いため命にかかわることが多く緊急の処置が必要な場合もあります。

・脳動脈瘤
・糖尿病性動眼神経麻痺
・内頚動脈海面静脈洞瘻
・鉤ヘルニア
・下垂体卒中
・頭部外傷
・頭蓋内圧亢進
・脳梗塞
・脳腫瘍

など脳の障害による麻痺が多いです

 

5.動眼神経麻痺の検査と診断

◆神経学的検査

動眼神経麻痺症状以外の神経症状の有無も確認します。

 

◆MRI

画像により検査します。

 

6.動眼神経麻痺の一般的な治療

原因により治療は大きく異なります。
脳に異常がある場合は緊急性を要するため処置が必要です。
また糖尿病による末梢神経障害であれば糖尿病に対する治療を行います。

 

7.動眼神経麻痺の鑑別

動眼神経麻痺は特徴的な症状を示します。
しかし「なぜ動眼神経麻痺が起こっているのか」と、考えられる原因は数多くあります。
まずは原因の究明が必要になります。

 

8.動眼神経麻痺の予後と後遺症

考えられる原因は脳の障害が多いため後遺症が残ることが多いです。
脳障害による他の症状(手足を動かしにくいなど)も後遺症として残りやすいです。

 

 

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※内容に誤りや情報が古いなどありましたらお手数ですがご一報ください。

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