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つわりの軽減対策なんてどれも効かないって言わないで【プロが教える6タイプ別】

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0.なぜ、タイプ分類なら「あなたのつわり」が軽くなるのか

赤ちゃんが出来て喜んでいたのもつかの間、ひどいつわりが…。

病院で相談しても、脱水を起こして体重が激減すれば入院となりますが、それ以外は基本的に経過観察。
入院だって「つわり」を治療するためではありません。

先輩ママの中には、アドバイスをくれる人もいて、その方法を試しても効いてるのか、効いてないのか…。やっぱりしんどい。
「どう?楽になった?」って聞かれても、「全然」とは何か悪くて言えない。
あんまり「しんどい」って言っても、「つわりがあるのはアタリマエ」って、なんだか自分がワガママ言ってるみたい。

そんなこんなで人に言えなくなってネットで調べてみる。

「つわり」、「軽減」、「解消」、「対策」、「方法」などで検索すると、山ほど「対策法」が出て来ます。
「○○が教える12のつわり解消法」や「つわりを軽減する8つの対策」、他には経験者の体験談などなど。

これらを試して効果のあった人ももちろんいるでしょう。
では、今このページを読んで下さっているあなたは?
おそらく、それらの方法で解決しなかったから読んで下さっているのだと思います。

 

そんなあなたでも、これからご説明する方法なら、きっとつわりが軽くなるでしょう。

 

なぜ、そんな事が言えるか根拠をご説明する前に、ちょっと考えてみて下さい。

先輩ママは、なぜ効かない対策をアドバイスしたんでしょうか?
意地悪?そんなはずは無いですよね。
きっとその人はその方法で効果があったのでしょう。
でも、あなたには効果が無かった。それは何故?

ネットの方法が効かなかったのは何故でしょうか?
適当に書いた嘘?きっとそんな事はありません。
その方法で楽になった人がいるのだと思います。
しかし、あなたは楽にならなかった。どうしてでしょうか?

答えは、「診断が無かった」から。
「診断」が誤解を生むのなら、「合わなかった」からです。

「つわり」と一口に言っても原因は人それぞれなのです。

例えば、「頭痛」は色んな原因があります。
風邪、眼の酷使、二日酔い、果ては脳溢血まで他にも沢山の原因があります。
それらを一まとめに対策出来るでしょうか?出来ませんよね。

「頭痛薬」も効果のある原因が決まっています。効能書きを読んだらちゃんと書いてあります。
頭痛薬の対象になっている原因から起こる「頭痛」でなければ効果はありません。
それと同じで、「つわり」もその人の症状の原因に「合わせた」対策、対処方法が必要なのです。

もうお分かりですね。
この「タイプ分類」は、あなたのつわりの原因を推定し、あなたに合った対策をアドバイスするためのものです。
ですから、少し面倒でもやってみて下さい。
きっと楽になる方法が見つかりますよ。

何故ならば、このタイプ分類は、専門家が使う数千年の実績に裏打ちされたツールだからです。

我々、東洋医学の専門家は、「証(しょう)」と呼ばれる分類を治療指針として鍼灸師はツボを、漢方医は処方を決定します。
「証」とは、東洋医学の数千年におよぶ治療経験を整理して構築された症候分類のツールです。
そして、「証」によって症状の原因を推定し、それに基づいて鍼灸師は施術し、漢方医は処方し、生活習慣の改善「養生」を指導します。
症状の根本的な原因は生活習慣にあると東洋医学は考えるからです。

東洋医学の治療は、施術or処方+養生=治療なのです。

このタイプ分類とアドバイスは、その「証」をもとに専門用語を排し、一般の方でも使えるように簡易に編集しました。
実際には、専門家は脈、舌などさらにたくさんの情報を集め、総合的に判断しますが、ある程度のことは一般のの方にもこれで判断できるはずです。
ぜひ、上手に活用して症状の改善にお役立てください。

 

1.つわりとは

つわりとは、妊娠中に胸のむかつき、吐き気、嘔吐などの症状がおこることをいいます。
食べ物の臭いが嫌になる、食べるとすぐに嘔吐する、嘔吐のために食べられなくなることもあります。
一般的には妊娠の初期に発生し、軽いものでは2〜3ヶ月で自然になくなりますが、重症では頻繁に嘔吐して食べられず、妊娠の後期にまで及びます。
吐き戻すものは食べ物、つばやよだれ、水のような物、酸っぱい味の液体、黄緑色の苦い液体などで、ひどい場合はしょうゆ状の吐血が見られる場合もあります。
症状が非常に重い場合には、胎児と母体が危険に陥ることがあります。

2.分類

東洋医学的にはつわりを以下の6のタイプに分類して、治療や養生指導を行っていきます。
自分がどのタイプなのかを知ることは治癒への第一歩です。
それぞれの特徴的な症状をチェックして、一番チェック数が多かったタイプの解説・対策法を参考にしてみてください。

 

2−1.胃気虚タイプ

□元々身体が弱い
□妊娠初期に胸のむかつき、吐き気、嘔吐があって食べられない
□食べてもすぐに吐いてしまう
□お腹がつかえる感じがして張る
□疲れやすく、力が出ない
□日中でもすぐ眠くなる

 

2−2.胃陽虚(胃寒)タイプ

□妊娠初期に胸のむかつき、吐き気、嘔吐があって食べられない
□水のようなものを吐く
□お腹の上の方が痛む
□冷たい飲み物を飲むと調子が悪くなる、熱い飲み物が飲みたくなる
□身体がだるい
□寒がり
□手足が冷える
□すぐに横になりたくなる
□顏色が青白い

 

2−3.痰飲タイプ

□妊娠2〜3ヶ月頃に、水っぽいものや粘りのある白い泡状のものを吐く
□頭がふらつく
□めまいがする
□むかつき、吐き気がする
□胸が張って苦しい
□食欲がない
□胸がドキドキする
□息切れがする
□口の中がネバネバする
□味を感じにくい

 

2−4.胃熱タイプ

□妊娠してからのむかつき、吐き気、嘔吐
□イライラする
□口が渇く
□顔が赤い
□冷たい飲み物が欲しくなる
□便秘ぎみ

 

2−5.肝火タイプ

□妊娠初期に酸っぱい、あるいは苦い水のようなものを吐く
□食べるとすぐに吐く
□頭がふらつく
□めまい
□口臭がする
□口が苦く感じる
□わき腹が痛む
□げっぷが出る

 

2−6.胃陰虚タイプ

□吐くものがないのに吐こうとする
□口が渇く
□唇や口の中が乾く
□尿量が少ない
□便が硬い

 

3.解説とワンポイントアドバイス

 

3−1.胃気虚タイプ

【解説】

胃腸が弱い体質の人におこるつわりです
すぐに吐いてしまう、嘔吐が頻繁でお腹が張る、元気がない、身体がだるくて力が出ないなどの症状を伴うことが特徴的です。

【ワンポイントアドバイス】

胃腸に負担をかけないように、脂っこいもの、冷たいものは控えめに!
よく噛んで、寝る前2~3時間前までに食事は済ませるようにしましょう。

 

3−2.胃陽虚(胃寒)タイプ

【解説】

食べ物の消化がうまくできない、胃腸が冷えやすい体質の人におこるつわりです。
寒いと吐き気が強くなる、水のようなものを吐く、顏色が青白く疲れやすい、寒がりなどの症状が特徴的です。

【ワンポイントアドバイス】

冷たい食べ物や飲み物は避けて、常温か温かいものを摂りましょう。
お刺身や生ものなどの、身体を冷やす食べ物も控えてください。

 

3−3.痰飲(たんいん)タイプ

【解説】

普段から身体の余分な水分が溜まりやすい人におこるつわりです。
吐いた物が水状か粘りのある泡状のもので量が多い、動悸や息切れ、お腹が張る、口がねばる、食欲がないなどの症状が特徴的です。

痰飲タイプにはさらに痰飲熱タイプと痰飲寒タイプに分かれます。
それぞれ以下のような症状が見られます。

痰飲熱タイプ:苦い液を吐く、頭がふらつく、イライラする、口が渇く、口が粘るなど
痰飲寒タイプ:水のようなものを吐く、早朝に特にひどい、顏色が青白い、味がないなど

【ワンポイントアドバイス】

身体の中に余分な水分をためこまないことがポイントです!
水分はガブガブ飲まず、喉が乾いたなと思う時に飲めば十分です。
脂っこいものや甘いもの、味の濃いものを摂りすぎないようにしましょう。
冷えタイプは刺身、冷たい緑茶(最悪!)、熱タイプはクリーム系は避けた方が無難。
散歩など、軽く汗をかくくらいの運動をするのもおススメです。

 

3−4.胃熱タイプ

【解説】

普段からすぐにお腹がすく、辛いものや脂っこいものが好きな、胃に熱を持っている人にみられるつわりです。
口がすぐ渇く、冷たい飲み物が好き、イライラする、便秘、顏が赤いなどの症状を伴うことが特徴的です。

【ワンポイントアドバイス】

辛いもの、味の濃い食べ物は胃に熱を生じやすいので控えましょう。
脂っこいもの、甘いものは控えて。さっぱりした消化の良いものがおススメです!

 

3−5.肝火タイプ

【解説】

普段からストレスを感じやすく、イライラしやすい人に多いつわりです。

【ワンポイントアドバイス】

よく歩きましょう。
氷まくらで頭を冷やすことも効果的です!
炭酸飲料などスーッとするものもおススメです。

 

3−6.胃陰虚タイプ

【解説】

度々の嘔吐で水分や食べ物がとれない状態が長く続くことによっておこります。
吐くものがなくても、胃の働きの異常のため吐き気がさらに強まります。

【ワンポイントアドバイス】

刺激物が欲しくても食べないようにしましょう!
トマト、バナナ、梨の中で食べられるものがあれば摂りましょう。

 

4.まとめ(絶対読んでください)

あなたはどのタイプだったでしょうか?

はっきりと、「自分はこのタイプ!」と判断できた方は少なかったかもしれません。

なぜなら、本来は「専門家」がさらに多くの問診や「東洋医学」的検査を行い、材料を集めなければ体質を特定できないからです。

同じ理由で、つわりに効くツボは記載しませんでした。

期待された方はごめんなさい。

他の症状ならともかく、安全第一の妊婦さんですからわずかな危険もあってはならないと思うからです。

(詳しくはこちらも参考に→★つわりを軽減するツボ「内関(ないかん)」の危険性について

しかし、大まかな傾向はお分かりいただけたのではないかと思います。

 

上記の対策でつわりが軽くならない方は鍼灸治療の併用をおすすめします。

はじめに書いた通り、本来、東洋医学の治療は、施術or処方+養生=治療だからです。

つまり半分と言う事です。

ただし、一定レベル以上の「東洋医学の専門家」の鍼灸師をお探しください。

(探し方はこちらをご参考ください→「脈診をしない漢方・鍼灸はするな!」

誤解されがちですが、鍼灸や漢方を使用すれば「東洋医学」ではありません。鍼灸や漢方は道具に過ぎないのです。

特に妊婦さんは、どんなに慎重にしてもし過ぎることは無いと思われます。

後悔しないために慎重に、慎重に選んでください。

上記リンクは最低基準です。妊婦が受けてはいけない鍼灸治療を除外するためのものです。

 

「東洋医学の専門家」と言える鍼灸師はなかなか見つからないかも知れません。

一説によると全鍼灸師の1割に満たないそうです。

酷ですが、見つからないときは諦めた方が安全のためにはマシだと思います。

しかし、きちんと東洋医学的に診察・治療すればこれほど安全な医学はありません。

 

前述の通り、本来「証」は、専門家が脈、舌などさらにたくさんの情報を集め、総合的に判断するものです。
ですから、自分のタイプが分からない、自信が持てない等で、きちんと専門家の治療を受けてみたいという方は下記までご連絡ください。

 

 

つわりで鍼灸をするときは絶対に読んで欲しい記事

★「つわり」が「ない」理由は?心配しないで幸せなマタニティライフ!(←つわりはあるのが当たり前?というお話です)

★赤ちゃんが出来た!妊娠中のよい鍼灸院の探し方(←つわりで鍼灸治療を受けようとお考えの人は必ずご覧ください!)

★脈診をしない鍼灸、漢方はするな!(←こちらも鍼灸治療を受ける前に必ずご覧ください!)

★つわりを軽減するツボ「内関(ないかん)」の危険性について(←安易なツボの使用は危険と言うお話)

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